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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520
集計方法の詳細→本ブログの集計方法
集計期間
RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む
DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで
YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント
※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。
・単位は全て(万枚)
以下が合計ポイント20万ポイントを超えたB’zの楽曲人気ランキングである
曲名 | RCP | CDP | DLP | STP | YMP | 合計P | 発売日 | |
1位 | 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない | 0 | 202.1 | 6.7 | 0 | 1.4 | 210.3 | 93. 03.17 |
2位 | LOVE PHANTOM | 0 | 186.2 | 16.8 | 0 | 2.5 | 205.5 | 95. 10.11 |
3位 | BLOWIN’ | 0 | 176.3 | 0 | 0 | 0.7 | 177.1 | 92. 05.27 |
4位 | 裸足の女神 | 0 | 173.5 | 0 | 0 | 0.8 | 174.4 | 93. 06.02 |
5位 | ねがい | 0 | 149.8 | 0 | 0 | 0.6 | 150.5 | 95. 05.31 |
6位 | Don’t Leave Me | 0 | 144.4 | 0 | 0 | 0.4 | 144.9 | 94. 02.09 |
7位 | love me, I love you | 0 | 139.3 | 0 | 0 | 0.6 | 139.9 | 95. 07.07 |
8位 | ZERO | 0 | 131.0 | 0 | 0 | 1.6 | 132.7 | 92. 10.07 |
9位 | MOTEL | 0 | 131.6 | 0 | 0 | 0.2 | 131.8 | 94. 11.21 |
10位 | イチブトゼンブ | 0 | 37.9 | 81.7 | 0 | 4.5 | 124.2 | 09. 08.05 |
11位 | ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜 | 0 | 123.6 | 0 | 0 | 0.4 | 124.0 | 96. 03.06 |
12位 | ALONE | 0 | 112.7 | 6.7 | 0 | 3.4 | 122.9 | 91. 10.30 |
13位 | 今夜月の見える丘に | 0 | 112.8 | 6.7 | 0 | 1.3 | 121.0 | 00. 02.09 |
14位 | LADY NAVIGATION | 0 | 117.2 | 0 | 0 | 0.4 | 117.7 | 91. 03.27 |
15位 | ultra soul | 0 | 87.6 | 23.8 | 0 | 5.0 | 116.4 | 01. 03.14 |
16位 | Real Thing Shakes | 0 | 114.0 | 0 | 0 | 0.2 | 114.2 | 96. 05.15 |
17位 | Calling | 0 | 100.0 | 0 | 0 | 3.6 | 103.6 | 97. 07.09 |
18位 | HOME | 0 | 96.1 | 0 | 0 | 3.4 | 99.5 | 98. 07.08 |
19位 | ギリギリchop | 0 | 80.4 | 0 | 0 | 0.6 | 81.1 | 99. 06.09 |
20位 | Liar! Liar! | 0 | 79.4 | 0 | 0 | 0.3 | 79.7 | 97. 10.08 |
21位 | OCEAN | 0 | 50.9 | 23.5 | 0 | 1.7 | 76.2 | 05. 08.10 |
22位 | FIREBALL | 0 | 75.4 | 0 | 0 | 0.2 | 75.7 | 97. 03.05 |
23位 | May | 0 | 69.5 | 0 | 0 | 0.2 | 69.7 | 00. 05.24 |
24位 | さまよえる蒼い弾丸 | 0 | 69.2 | 0 | 0 | 0.3 | 69.5 | 98. 04.08 |
25位 | juice | 0 | 67.4 | 0 | 0 | 0.5 | 67.9 | 00. 07.12 |
26位 | GOLD | 0 | 56.2 | 0 | 0 | 0.2 | 56.4 | 01. 08.08 |
27位 | RING | 0 | 54.6 | 0 | 0 | 0.1 | 54.7 | 00. 10.04 |
28位 | 熱き鼓動の果て | 0 | 50.1 | 0 | 0 | 0.2 | 50.3 | 02. 06.05 |
29位 | Easy Come, Easy Go! | 0 | 47.1 | 0 | 0 | 0.5 | 47.6 | 90. 10.03 |
30位 | 太陽のKomachi Angel | 0 | 46.3 | 0 | 0 | 0.9 | 47.3 | 90. 06.13 |
31位 | DIVE | 0 | 37.9 | 6.8 | 0 | 0.2 | 45.0 | 09. 08.05 |
32位 | IT’S SHOWTIME | 0 | 42.2 | 0 | 0 | 0.2 | 42.5 | 03. 03.26 |
33位 | 衝動 | 0 | 30.4 | 6.7 | 0 | 0.4 | 37.6 | 06. 01.25 |
34位 | 愛しい人よ Good Night… | 0 | 35.4 | 0 | 0 | 0.4 | 35.9 | 90. 10.24 |
35位 | BE THERE | 0 | 34.8 | 0 | 0 | 0.5 | 35.3 | 90. 05.25 |
36位 | SPLASH! | 0 | 33.0 | 0 | 0 | 0.1 | 33.2 | 06. 06.07 |
37位 | 野生のENERGY | 0 | 30.4 | 0 | 0 | 0.1 | 30.6 | 03. 07.16 |
38位 | 愛のバクダン | 0 | 29.3 | 0 | 0 | 0.4 | 29.7 | 05. 03.09 |
39位 | BANZAI | 0 | 28.1 | 0 | 0 | 0 | 28.1 | 04. 05.05 |
40位 | ARIGATO | 0 | 25.9 | 0 | 0 | 0 | 25.9 | 04. 09.01 |
41位 | いつかのメリークリスマス (05年〜「恋するハニカミ!」バージョンとの合算) | 0 | 0 | 23.6 | 0 | 0 | 23.6 | 92. 12.09 |
42位 | ゆるぎないものひとつ | 0 | 23.3 | 0 | 0 | 0.2 | 23.5 | 06. 04.12 |
43位 | SUPER LOVE SONG | 0 | 23.2 | 0 | 0 | 0.2 | 23.5 | 07. 10.03 |
44位 | MY LONELY TOWN | 0 | 23.1 | 0 | 0 | 0.3 | 23.4 | 09. 10.14 |
45位 | Don’t Wanna Lie | 0 | 21.6 | 0 | 0 | 0.2 | 21.9 | 11. 06.01 |
46位 | 永遠の翼 | 0 | 20.5 | 0 | 0 | 0.2 | 20.7 | 07. 05.09 |
47位 | RED | 0 | 19.5 | 0 | 0 | 0.4 | 20.0 | 15. 06.10 |
B’zは、全アーティストの国内売上1位を記録している、ギタリスト・松本孝弘とボーカリスト・稲葉浩志の2人組ロックユニットである。90年代を中心にヒット曲を連発し、ダブルミリオンポイント達成曲数は2曲、ミリオンポイント達成曲数は17曲、50万ポイント超えは28曲、20万ポイント超えは47曲となっている。そんな彼らの歴史を振り返っていこう。
デビューから初のミリオンセラー達成直前まで
1988年のデビューから、1990年の初のミリオンセラー達成直前までに20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り
曲名 | RCP | CDP | DLP | STP | YMP | 合計P | 発売日 |
BE THERE | 0 | 34.8 | 0 | 0 | 0.5 | 35.3 | 90. 05.25 |
太陽のKomachi Angel | 0 | 46.3 | 0 | 0 | 0.9 | 47.3 | 90. 06.13 |
Easy Come, Easy Go! | 0 | 47.1 | 0 | 0 | 0.5 | 47.6 | 90. 10.03 |
愛しい人よ Good Night… | 0 | 35.4 | 0 | 0 | 0.4 | 35.9 | 90. 10.24 |
1988年9月21日にシングル『だからその手を離して』と、アルバム「B’z」を同時発売してデビューした。シングルはチャート圏外で売上の記録はないが、アルバムは自身がブレイクした後に売上を伸ばしてCD売上が30万枚を超えている。1989年に出したアルバム「OFF THE LOCK」は60万を超える売上となったが、こちらもブレイク後に売上を伸ばした。
最初にヒットしたのは、1989年のミニアルバム「BAD COMMUNICATION」である。オリコン週間チャートは12位だったものの、年間チャートでは1990年29位→1991年26位→1992年87位と推移するロングヒットとなり、売上は約118万枚を記録して初のミリオンセラーとなった。1990年に入ると、2月にはアルバム「BREAK THROUGH」を発売し、約72万枚の売上となる。同年5月に発売した4thシングルの『BE THERE』でブレイクを果たすと、1ヶ月後に発売した5thシングル『太陽のKomachi Angel』で、初のオリコン週間チャート1位を獲得した。さらに6月、ここまでに発売した『BE THERE』を除くシングル楽曲の全英詞アルバム「WICKED BEAT」を発売し、約111万枚を売り上げた。
1990年の後半には『Easy Come, Easy Go!』と『愛しい人よ Good Night…』の合計で、オリコン週間チャート4週連続1位(前者が3週、後者が1週)を記録している。特に後者は、舘ひろし主演のテレ朝ドラマ「代表取締役刑事」のタイアップが付いた。11月には、この2曲も収録されたアルバム「RISKY」が発売され、売上は約170万枚を記録して自身初の150万枚超えを達成した。
初のミリオンセラー達成からビーイングブーム
1991年に初のミリオンセラーを達成してから、1993年のビーイングブームまでに20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り
曲名 | RCP | CDP | DLP | STP | YMP | 合計P | 発売日 |
LADY NAVIGATION | 0 | 117.2 | 0 | 0 | 0.4 | 117.7 | 91. 03.27 |
ALONE | 0 | 112.7 | 6.7 | 0 | 3.4 | 122.9 | 91. 10.30 |
BLOWIN’ | 0 | 176.3 | 0 | 0 | 0.7 | 177.1 | 92. 05.27 |
ZERO | 0 | 131.0 | 0 | 0 | 1.6 | 132.7 | 92. 10.07 |
いつかのメリークリスマス (05年〜「恋するハニカミ!」バージョンとの合算) | 0 | 0 | 23.6 | 0 | 0 | 23.6 | 92. 12.09 |
愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない | 0 | 202.1 | 6.7 | 0 | 1.4 | 210.3 | 93. 03.17 |
裸足の女神 | 0 | 173.5 | 0 | 0 | 0.8 | 174.4 | 93. 06.02 |
1991年になると、カネボウ化粧品の同年夏のキャンペーンソングに『LADY NAVIGATION』を書き下ろし、これが自身初のシングルミリオンセラーを記録した。5月には、本曲も収録したアルバム「MARS」を発売し、約173万枚の売上となった。10月になると、沢口靖子主演のフジドラマ「ホテルウーマン」の主題歌に起用された『ALONE』を発売し、ミリオンセラーを記録した。後年には、本曲のストレートな歌詞が人気を博し、DL認定の10万DLも記録した。11月に本曲を収録したアルバム「IN THE LIFE」を発売し、男性アーティスト初の初動ミリオンを達成、売上枚数はついに自身初のダブルミリオンに到達した。
1992年になると、5月にはカルビー「ポテトチップス」のCMソングに使用された『BLOWIN’』を発売、約176万枚の売上を記録し、初めてシングルCD売上150万枚を突破した。さらに10月発売のアルバム「RUN」の先行シングルとして、キリンビール「麒麟ZERO」のCMソングに起用された楽曲『ZERO』をリリースし、約131万枚のヒットとなった。さらに、アルバム「RUN」の売上は2作目のダブルミリオンとなった。12月には、ミニアルバム「FRIENDS」を発売し、約130万枚を記録した。このアルバムに収録された楽曲が『いつかのメリークリスマス』である。本曲はクリスマスの定番曲となり人気が拡大、DL認定でフル25万DLを記録した。さらに2004年には、TBSのバラエティ番組「恋するハニカミ!」のテーマ曲に選ばれ、本番組バージョンは切り売りの50万DLを記録した。
1993年になると、自身も所属していたレコード会社であるビーイングに所属するアーティストがチャートを席巻するビーイングブームが到来し、彼らもチャートを席巻した。3月には、本木雅弘主演の日テレドラマ「西遊記」の主題歌となった『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』を発売した。本曲は、同年の年間1位を獲得したチャゲアス『YAH YAH YAH』の3週目の1位を阻止して、連続4週の1位を獲得した。さらにCD売上は、2003年の再発売盤の売上を足してダブルミリオンに到達した。DL認定の10万DLを記録しており、換算の合計ポイントは210万ポイントを超えて自身最大のヒット曲が誕生した。6月には、トヨタ「カローラレビン」のCMソングに使用された楽曲『裸足の女神』が発売された。初動売上は2作連続で70万枚を超えており、売上は約173万枚を記録、全アーティスト史上初となる6作連続のミリオンセラーを達成した。
CDバブルに突入! 自身2曲目のダブルミリオンポイント達成へ
CDバブルとなった1994年から1996年までの20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り
曲名 | RCP | CDP | DLP | STP | YMP | 合計P | 発売日 |
Don’t Leave Me | 0 | 144.4 | 0 | 0 | 0.4 | 144.9 | 94. 02.09 |
MOTEL | 0 | 131.6 | 0 | 0 | 0.2 | 131.8 | 94. 11.21 |
ねがい | 0 | 149.8 | 0 | 0 | 0.6 | 150.5 | 95. 05.31 |
love me, I love you | 0 | 139.3 | 0 | 0 | 0.6 | 139.9 | 95. 07.07 |
LOVE PHANTOM | 0 | 186.2 | 16.8 | 0 | 2.5 | 205.5 | 95. 10.11 |
ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜 | 0 | 123.6 | 0 | 0 | 0.4 | 124.0 | 96. 03.06 |
Real Thing Shakes | 0 | 114.0 | 0 | 0 | 0.2 | 114.2 | 96. 05.15 |
1994年になると、2月に約1年4ヶ月ぶりで初の2枚組アルバム「The 7th Blues」の先行シングルで、植木等主演のテレ朝ドラマ「新空港物語」の主題歌に起用された『Don’t Leave Me』が発売され、オリコン週間チャートの3週連続1位を達成し、約144万枚の売上を記録した。3月には前述のアルバムが発売されて160万枚を超える売上となった。11月には、三貴「ブティックJOY」のCMソングに起用された楽曲『MOTEL』が発売され、約131万枚のヒットとなった。
1995年に入ると、5月に全国25局ネットで放送された番組「J-ROCK ARTIST COUNT DOWN 50」のエンディングテーマに起用された楽曲『ねがい』を発売し、自身4曲目の150万ポイント超えを達成した。そこから僅か1ヶ月で萩原健一主演のテレ朝ドラマ「外科医柊又三郎」の主題歌に起用された楽曲『love me, I love you』をリリースし、約139万枚の売上を記録した。さらに10月、アルバム「LOOSE」の先行シングルとして、約2分に渡るイントロが特徴的な楽曲『LOVE PHANTOM』を発表、先行シングルながら当時最高となる初動売上95万枚超えを記録した。後年には、DL認定の25万DLを記録し、換算の合計ポイントが自身2曲目のダブルミリオンポイントに到達、新たな自身の代表曲が誕生した。そして、11月に満を持して発売されたアルバム「LOOSE」は、自身初かつオリジナルアルバムでは唯一となるトリプルミリオンとなった。
1996年は、3月にテレ朝で放送されたアニメ「地獄先生ぬ~べ~」の主題歌となった自身初のアニメタイアップ『ミエナイチカラ』を発売し、約124万枚を売り上げた。5月には、保阪尚希主演の日テレドラマ「俺たちに気をつけろ。」の主題歌に起用された全て英語詞かつ1曲入りのシングル『Real Thing Shakes』をリリースし、約114万枚を売上を記録した。11月には、1992年に発売したアルバム「FRIENDS」の続編として「FRIENDⅡ」を発売し、売上は約146万枚となった。
合計売上が約1000万枚となったベストアルバム発売前後
合計売上が約1000万枚となったベストアルバム発売前後1997年から1999年までの20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り
曲名 | RCP | CDP | DLP | STP | YMP | 合計P | 発売日 |
FIREBALL | 0 | 75.4 | 0 | 0 | 0.2 | 75.7 | 97. 03.05 |
Calling | 0 | 100.0 | 0 | 0 | 3.6 | 103.6 | 97. 07.09 |
Liar! Liar! | 0 | 79.4 | 0 | 0 | 0.3 | 79.7 | 97. 10.08 |
さまよえる蒼い弾丸 | 0 | 69.2 | 0 | 0 | 0.3 | 69.5 | 98. 04.08 |
HOME | 0 | 96.1 | 0 | 0 | 3.4 | 99.5 | 98. 07.08 |
ギリギリchop | 0 | 80.4 | 0 | 0 | 0.6 | 81.1 | 99. 06.09 |
1997年に突入すると、世間一般がアルバムブームに入ったこともあってシングルCDの売上は縮小傾向となった。これは彼らにも当てはまることで、3月に発売した資生堂「ピエヌ」のCMソングとなった楽曲『FIREBALL』の売上が約75万枚にとどまり、ついにミリオンセラーの連続記録が13でSTOPした。しかし、7月にリリースした安達祐実主演のテレ朝ドラマ「ガラスの仮面」のテーマソング『Calling』が再びミリオンセラーを記録した。さらに10月にはアルバム「SURVIVE」の先行シングルとして『Liar! Liar!』を発表した。本曲は先行シングルかつノンタイアップだったが、約80万枚に迫るヒットとなった。そして11月には、本年に発売したシングル表題曲が全曲収録されたアルバム「SURVIVE」を発売し、約170万枚を売り上げた。
1998年4月には、ベストアルバム発売直前、アルバムツアー開催中に大塚製薬「ポカリスエット」のCMソングに使用された楽曲『さまよえる蒼い弾丸』を発売した。ベストアルバムの発売が発表されており、本曲も収録曲だったので実質的には先行シングルとなった。このため、自身初のシングルミリオンセラーを記録してから初めてシングル売上が70万枚を下回った。5月にはついに初のベストアルバム「B’z The Best “Pleasure”」が発売され、初動売上は当時1位となる約270万枚を記録し、累計売上は史上初めて500万枚を突破した。これは現在でもベストアルバムの累計売上枚数歴代1位である。
1998年7月には、ツアーの合間を縫ってレコーディングした角川文庫のCMソング『HOME』を発表した。発売日がラルクの3枚同時リリースと被ったものの、ラルクの3曲を2・3・4位に抑えてオリコン週間チャートの1位を獲得した。なお、CD売上は96万枚で、YMPを足しても僅かにミリオンポイントには届かなかった。9月にはファンの投票で収録曲を決めたベストアルバム「B’z The Best “Treasure”」を発売した。売上は440万枚を超えて、5月に発売したベストアルバムと合わせた売上が約1000万枚のヒットとなった。
1999年に入ると、6月にアルバム「Brotherhood」の先行シングルで、日テレで放送されているアニメ「名探偵コナン」のタイアップとなった楽曲『ギリギリchop』を発売し、約80万枚を売り上げた。7月に発売したアルバム「Brotherhood」は、売上約139万枚を記録した。本年は、前年末に稲葉のソロ活動もスタートしたことで、活動ペースが緩やかとなり、シングル1枚とアルバム1枚を発表したのみとなった。
強力なタイアップによるミリオンポイント達成とセールス安定期
強力なタイアップがついてミリオンポイントを獲得した作品と、5〜60万程度のポイントを獲得した作品が入り乱れる2000年から2002年までの20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り
今夜月の見える丘に | 0 | 112.8 | 6.7 | 0 | 1.3 | 121.0 | 00. 02.09 |
May | 0 | 69.5 | 0 | 0 | 0.2 | 69.7 | 00. 05.24 |
juice | 0 | 67.4 | 0 | 0 | 0.5 | 67.9 | 00. 07.12 |
RING | 0 | 54.6 | 0 | 0 | 0.1 | 54.7 | 00. 10.04 |
ultra soul | 0 | 87.6 | 23.8 | 0 | 5.0 | 116.4 | 01. 03.14 |
GOLD | 0 | 56.2 | 0 | 0 | 0.2 | 56.4 | 01. 08.08 |
熱き鼓動の果て | 0 | 50.1 | 0 | 0 | 0.2 | 50.3 | 02. 06.05 |
2000年に入ると、2月には、最終回の視聴率41.3%を記録した木村拓哉と常盤貴子が主演したTBS日曜劇場「Beautiful Life」の主題歌『今夜月の見える丘に』を発売し、CD売上のみでは最後となる15曲目のミリオンセラーを達成した。5月はノンタイアップシングル『May』、7月にはテレ朝のバラエティ番組「おネプ!」のエンディングテーマ『juice』を発売し、それぞれ売上が約69万枚、約67万枚を記録した。10月にはアルバム「ELEVEN」の先行シングルで、九代目松本幸四郎が主演した日テレドラマ「明日を抱きしめて」の主題歌に使用された『RING』をリリースした。本曲は、先行シングルだったうえに、ドラマもヒットしなかったことから、売上枚数は約54万枚にとどまった。一方で、オリコン週間チャートの1位が26作に到達し、松田聖子の25作を抜いて首位獲得曲数当時1位を記録した。続けて12月には本年発売したシングルの表題曲4曲を収録したアルバム「ELEVEN」を発売し、約113万枚の売上を記録した。
21世紀に突入すると、3月に「世界水泳2001」のテーマソングで、ライブの人気曲かつ国民的楽曲とも言える「ultra soul」を発売した。CD市場の縮小期に突入していたため、CDPのみでのミリオンにはならなかったものの、本曲のタイアップとなった世界水泳が日本開催だったこともあり不動の人気曲となり、DL認定は35万DLを記録した。結果、YMPも含めた換算の合計ポイントは約116万ポイントになり、16作目のミリオンポイント達成曲となった。8月には同じく「世界水泳2001」のテーマソングとなった『GOLD』を発売、前作の「動」に対して「静」をテーマにした楽曲で、前作に続きオリコン週間チャートの2週連続1位を獲得、売上は約56万枚となった。2002年に入ると、6月にアルバム「GREEN」の先行シングル『熱き鼓動の果て』を発売し、先行シングルかつCD市場がさらに縮小する中、かろうじて50万枚超えの売上を記録した。続けて7月には、2001年に発売したシングル表題曲も収録されたアルバム「GREEN」が発売し、売上枚数が約113万枚となった。年末には、バラードベスト「The Ballads 〜Love & B’z〜」を発表、約170万枚の売上を記録した。
DL全盛期のヒット曲 現在最後のミリオンポイント達成
DL全盛期に突入した2003年から、現在最後のミリオンポイントを達成する2009年までの20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り
IT’S SHOWTIME | 0 | 42.2 | 0 | 0 | 0.2 | 42.5 | 03. 03.26 |
野生のENERGY | 0 | 30.4 | 0 | 0 | 0.1 | 30.6 | 03. 07.16 |
BANZAI | 0 | 28.1 | 0 | 0 | 0 | 28.1 | 04. 05.05 |
ARIGATO | 0 | 25.9 | 0 | 0 | 0 | 25.9 | 04. 09.01 |
愛のバクダン | 0 | 29.3 | 0 | 0 | 0.4 | 29.7 | 05. 03.09 |
OCEAN | 0 | 50.9 | 23.5 | 0 | 1.7 | 76.2 | 05. 08.10 |
衝動 | 0 | 30.4 | 6.7 | 0 | 0.4 | 37.6 | 06. 01.25 |
ゆるぎないものひとつ | 0 | 23.3 | 0 | 0 | 0.2 | 23.5 | 06. 04.12 |
SPLASH! | 0 | 33.0 | 0 | 0 | 0.1 | 33.2 | 06. 06.07 |
永遠の翼 | 0 | 20.5 | 0 | 0 | 0.2 | 20.7 | 07. 05.09 |
SUPER LOVE SONG | 0 | 23.2 | 0 | 0 | 0.2 | 23.5 | 07. 10.03 |
イチブトゼンブ | 0 | 37.9 | 81.7 | 0 | 4.5 | 124.2 | 09. 08.05 |
DIVE | 0 | 37.9 | 6.8 | 0 | 0.2 | 45.0 | 09. 08.05 |
MY LONELY TOWN | 0 | 23.1 | 0 | 0 | 0.3 | 23.4 | 09. 10.14 |
2003年3月には『IT’S SHOWTIME』をリリース、13年ぶりに50万枚を下回り、CD売上は約42万枚となった。本曲の発売と同時に4th〜13thシングルを再発売しており、同年4月7日のオリコン週間チャートでは、TOP10のうち2位以外が全てB’zの曲となった。7月にはアルバム「BIG MACHINE」の先行シングル『野性のENERGY』を発表して、約30万枚の売上となった。続けて9月にアルバム「BIG MACHINE」を発売、こちらも13年ぶりとなるミリオン割れとなり、売上は約74万枚となった。2004年に入ると、5月にはアサヒビール「スーパードライ」のCMソングとなった『BANZAI』を、9月にはテレ朝「アテネオリンピック」テーマソングに使用された『ARIGATO』を発売し、それぞれ約28万枚と約25万枚を売り上げた。
2005年3月には約1年半ぶりのアルバム「THE CIRCLE」の先行シングルとして『愛のバクダン』を発売し約29万枚を売り上げた。4月には、アルバム「THE CIRCLE」をリリースし、売上は約55万枚を記録した。そんな中、DL市場における自身最初のヒット曲が誕生する。それが8月に発売し、最高視聴率17.8%を記録した伊藤英明主演のフジドラマ「海猿」の主題歌に起用された『OCEAN』である。CDの売上も3年ぶりに50万枚を超えた他、DL認定はフル25万DL、切り売り50万DLを記録した。換算の合計ポイントは76万ポイントを超えるヒットとなった。11月には、1998年発売のアルバム「B’z The Best “Pleasure”」の続編として「B’z The Best “Pleasure Ⅱ”」を発表した。前回のベスト発売以降のシングル表題曲に加えて『いつかのメリークリスマス』を収録した豪華なアルバムに仕上がっており、自身最後のミリオンセラーとなる約119万枚の売上となった。
2006年1月には、「名探偵コナン」のタイアップが付いた楽曲『衝動』を発売、CD売上30万枚とDL認定10万DLを記録し、換算の合計ポイントは約37万ポイントとなった。4月には本年2度目の「名探偵コナン」のタイアップである『ゆるぎないものひとつ』をリリースして、約23万枚の売上を記録した。さらに6月、アルバム「MONSTER」の先行シングルで、ドワンゴ「いろメロミックス」のCMソングである『SPLASH!』を発表し、約33万枚を売り上げた。6月に発売したアルバム「MONSTER」は約53万枚の売上となった。2007年に入ると、5月には興行収入10億超えとなった、当時都知事の石原慎太郎が制作の総指揮をとった映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」の主題歌『永遠の翼』を、10月にはアルバム「ACTION」の先行シングルで7年ぶりのノンタイアップとなった『SUPER LOVE SONG』を発売し、それぞれ売上は約20万枚、約23万枚となった。12月発売のアルバム「ACTION」の売上は約44万枚となった。2008年に入ると、4月にKOSE「エスプリーク・プレシャス」のCMソングに起用された『BURN -フメツノフェイス-』を発売したが、ついにCD売上が20万枚を下回り、約19万枚となった。そんな中、6月に「B’z The Best “ULTRA Pleasure”」、9月に「B’z The Best “ULTRA Treasure”」を発売した。売上はそれぞれ約98万枚、約61万枚となっている。なお、後者に収録された楽曲「いつかまたここで」が、DL認定の10万DLを記録している。
2009年に突入するとDL市場における最大のヒット曲が誕生する。その楽曲は、最高視聴率17.5%を記録した山下智久主演のフジ月9ドラマ「ブザー・ビート 〜崖っぷちのヒーロー〜」の主題歌に使用された楽曲『イチブトゼンブ』である。8月に発売されたCD売上は約37万枚となった一方で、DL認定はフルと切り売りがともにミリオンを達成し、換算の合計ポイントが約124万ポイントとなった。自身17作目のミリオンポイントにして現在最後となっている。また、スズキ「スイフト」のCMソングに起用され、『イチブトゼンブ』の両A面楽曲となった『DIVE』もヒットしており、DL認定の10万DLを記録している。10月にはアルバム「MAGIC」の先行シングルで、「ブザー・ビート 〜崖っぷちのヒーロー〜」の挿入歌となった『MY LONELY TOWN』をリリース、約23万枚を売り上げた。11月に発売したアルバム「MAGIC」は約48万枚の売上を記録した。
10年代から現在
10年代から2023年現在までの20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り
曲名 | RCP | CDP | DLP | STP | YMP | 合計P | 発売日 |
Don’t Wanna Lie | 0 | 21.6 | 0 | 0 | 0.2 | 21.9 | 11. 06.01 |
RED | 0 | 19.5 | 0 | 0 | 0.4 | 20.0 | 15. 06.10 |
10年代に突入すると、活動ペースが急激に緩やかになり、2010年をはじめとして、シングルもアルバムもリリースしない年も出始めた。そんな2011年以降で、換算の合計ポイントが20万ポイントを超えたのは、11年発売で「名探偵コナン」のタイアップとなった楽曲『Don’t Wanna Lie』と、15年発売で同年に広島カープに復帰した黒田博樹の登場曲のために書き下ろした楽曲『RED』の2曲となった。また13年には25周年記念のベストアルバムを2作発表し、どちらも約58万枚の売上を記録した。なお、この間にDL認定を受けた楽曲は、12年に配信した『さまよえる蒼い弾丸』と『愛のバグダン』の英語版と、19年に発売したアルバム「NEW LOVE」に収録され、本年に盛り上がったラグビーの応援歌に選ばれた楽曲『兵、走る』の3曲で、全てDL認定の10万DLを記録した。10年以降は、20万ポイントは超えていないものの、心や記憶に残る楽曲を多く手掛けている。
2021年には、少し遅めではあったものの、ついにサブスク解禁がなされた他、2023年には6年ぶりかつサブスク解禁後初となるCDシングル『STARS』をリリースした。本曲のCD売上も15万枚超えの売上を記録して貫禄を見せつけており、この先の活躍にも益々目が離せない。以上がB’zの歴史の振り返りである。この歴史を踏まえて、彼らの楽曲を聞きたくなった人には、13年にリリースした25周年記念のベストアルバム2作がオススメである。本アルバムには1988年から2012年までのシングル表題曲が全て収録されており、17作を数えるミリオンポイント達成曲が全て聞けるアルバムとなっている。
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