2005年発売の楽曲人気ランキングTOP50

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計方法の詳細→本ブログの集計方法

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万ポイント)

ランキング注意点:後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。

以下が2005年発売の楽曲人気ランキングTOP50である

 曲名アーティストRCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
1位StoryAI027.6174.89.710.3222.605.
05.18
2位コブクロ043.4112.89.75.2171.305.
11.02
3位青春アミーゴ修二と彰0162.8000162.805.
11.02
4位粉雪レミオロメン085.963.2012.0161.205.
11.16
5位ただ…逢いたくて (BALLAD BEST Ver.との合算)EXILE056.272.202.7131.205.
12.14
6位プラネタリウム大塚愛031.681.69.77.7130.705.
09.21
7位ENDLESS STORYREIRA starring YUNA ITO047.264.900112.105.
09.07
8位GLAMOROUS SKYNANA starring MIKA NAKASHIMA044.464.800.6109.805.
08.31
9位ここにしか咲かない花コブクロ040.764.601.7107.005.
05.11
10位さくらケツメイシ096.3006.8103.105.
02.16
11位DreamlandBENNIE K034.963.100.598.605.
06.08
12位*〜アスタリスク〜ORANGE RANGE062.830.900.794.505.
02.23
13位何度でもDREAMS COME TRUE019.557.69.74.191.005.
02.16
14位POP STAR平井堅024.448.19.85.788.005.
10.26
15位創聖のアクエリオンAKINO07.774.001.182.805.
04.27
16位全力少年スキマスイッチ013.143.99.815.682.605.
04.20
17位ラヴ・パレードORANGE RANGE044.731.601.377.705.
05.25
18位恋におちたらCrystal Kay029.547.80077.405.
05.18
19位OCEANB’z050.923.501.776.205.
08.10
20位キズナORANGE RANGE041.232.300.374.005.
08.24
21位お願い!セニョリータORANGE RANGE041.731.100.373.105.
06.08
22位NO MORE CRYD-51040.430.801.372.605.
02.02
23位SCREAMGLAY×EXILE054.517.50072.005.
07.20
24位Only HumanK020.044.702.867.605.
11.23
25位たしかなこと小田和正06.257.20063.405.
05.25
26位カルマBUMP OF CHICKEN049.3008.557.805.
11.23
27位HEAVEN浜崎あゆみ032.721.802.857.305.
09.14
28位月光花Janne Da Arc032.123.701.157.005.
01.19
29位SMILY大塚愛031.021.301.453.805.
05.11
30位STEP you浜崎あゆみ034.517.700.552.805.
04.20
31位fairyland浜崎あゆみ031.617.900.650.305.
08.03
32位supernovaBUMP OF CHICKEN049.3000.549.905.
11.23
33位you倖田來未019.028.102.249.405.
12.07
34位DAYSFLOW09.933.500.744.205.
06.01
35位Butterfly倖田來未012.528.601.843.005.
06.22
36位ファンタスティポトラジ・ハイジ042.900042.905.
01.26
37位LinkL’Arc〜en〜Ciel023.516.800.841.205.
07.20
38位BANG! BANG! バカンス!SMAP040.200040.205.
07.27
39位僕のキモチWaT028.511.00039.505.
11.02
40位友だちへ 〜Say What You Will〜SMAP036.500036.505.
01.19
41位桜色舞うころ中島美嘉010.523.800.334.805.
02.02
42位is this LOVE?浜崎あゆみ034.5000.234.805.
04.20
43位TriangleSMAP034.000034.005.
11.23
44位リルラ リルハ木村カエラ011.720.90032.605.
03.30
45位SNOW! SNOW! SNOW!KinKi Kids031.7000.232.005.
12.21
46位ビロードの闇KinKi Kids031.900031.905.
06.15
47位WISH030.900030.905.
11.16
48位You’re Beautifulジェイムス・ブラント0023.806.330.105.
05.30
49位黒毛和牛上塩タン焼680円大塚愛014.914.001.130.105.
02.09
50位春の歌スピッツ06.76.79.86.830.005.
04.20

 本年は、ミリオンポイント達成曲数が4年ぶりに2桁を超える10曲となった。またTOP50のポイントが30万ポイントを上回ったのも4年ぶり。多くの楽曲がDL市場で人気を集めており、DL市場の全盛期に突入した。年間1位はフルDL認定がダブルミリオンとなった楽曲の中で一番発売の早い楽曲が獲得した。一方、修二と彰の大ヒットを中心に、現在でもDL配信が未解禁である現STARTO社のアーティストがTOP50に多くランクインした。

本年活躍したアーティスト (五十音順)

AI

EXILE

大塚愛

ORANGE RANGE

KinKi Kids

ケツメイシ

倖田來未

コブクロ

SMAP

中島美嘉

浜崎あゆみ

BUMP OF CHICKEN

年間TOP50ランクイン曲 PICK UP 解説

3位 修二と彰『青春アミーゴ』

 最終回の視聴率が18.2%を記録した亀梨和也と山下智久主演の日テレドラマ「野ブタ。をプロデュース」の主題歌に起用された楽曲。KAT-TUNとしてデビューする前の亀梨と、当時NEWSに所属していた山Pが役名義で発売した。オリコン週間チャートでは通算3週の1位を獲得し、年間チャートでは同年1位→翌年3位と推移する大ヒットとなった。2024年現在、CDPが150万ポイントを超えた最後の曲となっている。

4位 レミオロメン『粉雪』

 最終回の視聴率が20.5%を記録した沢尻エリカ主演のフジドラマ「1リットルの涙」の挿入歌に起用された楽曲。オリコン週間チャートは2位止まりとなったが、CD売上は80万枚超えを記録し、年間チャートでは2006年の2位にランクインした。また、DLでも人気を獲得しており、レコード協会のDL認定は、フル50万DL、切り売り200万DLとなっている。

7位 REIRA starring YUNA ITO『ENDLESS STORY』

 興行収入は40億を超えた中島美嘉主演の映画「NANA -ナナ-」の劇中歌に起用された自身の実質的なデビュー曲。オリコン週間チャートは2位止まりながら、オリコン週間チャートの1位を獲得している主演の歌唱した楽曲を超えるCD売上を記録した。DL認定は、フル75万DL、切り売りミリオンを記録している。

11位 BENNIE K『Dreamland』

 コカ・コーラのキャンペーンCMソングに起用された楽曲。元々はCMのために書き下ろされたCMだったため、コカ・コーラの公式サイトで着メロが配信されていたが、問い合わせが殺到したためCD化が決定した。オリコン週間チャートは2位止まりだったが、CD売上は30万枚を超え、同年の年間チャートでは15位にランクインした。DL認定は、フルが50万DLにとどまった一方で、切り売りがダブルミリオンに到達し、換算の合計ポイントがミリオンに迫る大ヒットとなった。

15位 AKINO『創聖のアクエリオン』

 テレビ東京で放送されたアニメ「創聖のアクエリオン」のオープニングテーマに起用された楽曲。アメリカで生まれ日本人の両親を持ち、兄妹ユニットのbless4のメンバーである自身のソロデビュー曲。オリコン週間チャートの最高順位は22位で、CD売上は10万枚も超えなかったがDL市場では大きな人気を獲得し、切り売りが50万DLだった一方、フルではミリオンを達成する大ヒットになった。

18位 Crystal Kay『恋におちたら』

 最終回の視聴率は18.3%を記録した草彅剛が主演したフジ木曜劇場「恋におちたら 〜僕の成功の秘密〜」の主題歌に起用された楽曲。オリコン週間チャートは2位止まりとなったが、CD売上は30万枚に迫る記録となった。DL認定ではフル50万DL、切り売りミリオンを記録しており、自身の最大のヒット曲かつ代表曲となった。

22位 D-51『NO MORE CRY』

 最終回の視聴率は32.5%を記録した仲間由紀恵が主演した伝説の学園ドラマ「ごくせん」第2シリーズの主題歌に起用された楽曲。オリコン週間チャートは2位止まりながら、同年の年間チャートでは13位にランクインし、CD売上は40万枚超えとなった。DL認定は、フルが25万DLにとどまった一方、切り売りはミリオンを達成し、換算の合計ポイントは70万を超える大ヒットとなり、自身の代表曲となった。

24位 K『Only Human』

 最終回の視聴率が20.5%を記録した沢尻エリカ主演のフジドラマ「1リットルの涙」の主題歌に起用された楽曲。オリコン週間チャートは5位止まりながら、CD売上は20万枚を超える記録となった。DL認定は、フル50万DL、切り売り75万DLを記録しており、自身と同じく韓国出身の歌手であるBoAが作り上げたK-POP旋風の先駆け的存在の一人となった。

36位 トラジ・ハイジ『ファンタスティポ』

 TOKIOの国分太一とKinKi Kidsの堂本剛がダブル主演した映画「ファンタスティポ」の主題歌に起用された楽曲。本映画で主演した二人が役名義で発売した。また、バンドスタイルのTOKIOでキーボードを担当しているため、普段見ることができない国分のダンスは話題を呼んだ。オリコン週間チャートでは2週連続1位を獲得し、同年の年間チャートでは9位にランクインした。

39位 WaT『僕のキモチ』

 現在では俳優として様々な作品に出演する小池徹平が、ウエンツ瑛士と結成していた伝説のデュオのメジャーデビュー曲。オリコン週間チャートは2位止まりとなったが、CD売上は28万枚を超え、年間チャートでは同年と翌年のTOP100にランクインした。DL認定は、フルの認定は無かったものの、切り売り75万DLを記録して、換算の合計ポイントは40万ポイントに迫るスマッシュヒットとなり、自身最大のヒット曲となった。

オリコン週間チャートの1位とヒット曲の乖離について

 本ランキングのTOP10のうち、オリコン週間チャートの1位を獲得した楽曲が4曲にとどまった。一方で、本ランキングの下位にランクインした楽曲が1位を獲得する事例も多かった。この年はまだ、レコード協会すらもDLの認定は出していないが、DL集計をしていないことによる弊害がついに顕現した形となった。

 特に、放送開始時点から視聴率が20%に近くを記録していた「花より男子」の挿入歌『プラネタリウム』の1位が1週にとどまってしまったことは、集計の失敗を語るのに良い例だろう。また、レミオロメン『粉雪』が、嵐やSMAPや浜崎あゆみのDL認定がない楽曲などに1位を阻まれたことも集計の失敗に感じる。特に、浜崎あゆみ『Bold&Delicious』が1位になった週は、約2000枚程度の差しかなく、仮にオリコンの現在の集計方法だとしても、5000DL程度あれば1位を獲得できた計算になる。

 したがって、オリコン週間チャートの1位が楽曲人気とイコールにならなくなってきた。よって、本年以降でオリコン週間チャート1位に言及している場合は、「オリコン週間チャートの1位を獲得できる大ヒットだった」ではなく、「CDの売上が多かったんだな〜」程度の認識で問題ない。なお注意してほしいのは、悪いのはCD売上で楽曲人気を獲得していたアーティストではなく、チャートの設計者であるという点である。

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