1992年発売の楽曲人気ランキングTOP50

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計　一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万ポイント)

本ランキングの注意点：後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。

以下が1992年発売の楽曲人気ランキングTOP50である

	曲名	アーティスト	RCP	CDP	DLP	STP	YMP	合計P	発売日
1位	君がいるだけで	米米CLUB	0	289.5	33.5	0	0	323.0	92. 05.04
2位	世界中の誰よりきっと	中山美穂×WANDS	0	183.3	16.7	0	0	200.0	92. 10.28
3位	悲しみは雪のように	浜田省吾	0	170.2	6.7	0	6.8	183.8	92. 02.01
4位	BLOWIN’	B’z	0	176.3	0	0	0.7	177.1	92. 05.27
5位	涙のキッス	サザンオールスターズ	0	154.9	6.8	9.8	0.5	172.1	92. 07.18
6位	もう恋なんてしない	槇原敬之	0	139.6	6.8	9.6	14.0	170.2	92. 05.25
7位	もっと強く抱きしめたなら	WANDS	0	166.2	0	0	0	166.2	92. 07.01
8位	ガラガラヘビがやってくる	とんねるず	0	140.8	0	0	0	140.8	92. 01.24
9位	クリスマスキャロルの頃には	稲垣潤一	0	140.6	0	0	0	140.6	92. 10.28
10位	ZERO	B’z	0	131.0	0	0	1.6	132.7	92. 10.07
11位	KISS ME	氷室京介	0	123.0	0	0	5.4	128.5	92. 12.07
12位	サヨナラ	GAO	0	123.6	0	0	2.4	126.0	92. 04.21
13位	You’re the only	小野正利	0	114.1	6.7	0	0	120.9	92. 08.01
14位	Bye For Now	T-BOLAN	0	118.3	0	0	1.6	119.9	92. 11.18
15位	決戦は金曜日	DREAMS COME TRUE	0	107.0	0	0	3.8	110.9	92. 09.19
16位	I Will Always Love You	ホイットニー・ヒューストン	0	81.0	16.8	0	11.1	108.9	92. 12.02
17位	if	CHAGE&ASKA	0	108.3	0	0	0	108.3	92. 07.01
18位	浅い眠り	中島みゆき	0	105.7	0	0	0	105.7	92. 07.29
19位	DA・KA・RA	大黒摩季	0	105.5	0	0	0	105.5	92. 09.23
20位	シュラバ★ラ★バンバ	サザンオールスターズ	0	96.9	0	0	0	96.9	92. 07.18
21位	部屋とYシャツと私	平松愛理	0	93.0	0	0	0	93.0	92. 03.31
22位	いつまでも変わらぬ愛を	織田哲郎	0	92.8	0	0	0	92.8	92. 03.25
23位	最後の雨	中西保志	0	73.6	0	9.6	0.3	83.7	92. 08.10
24位	こころ酒	藤あや子	0	81.1	0	0	0	81.1	92. 09.01
25位	心凍らせて	高山厳	0	75.7	0	0	0	75.7	92. 08.26
26位	じれったい愛 (98年盤との合算)	T-BOLAN	0	70.8	0	0	0.2	71.1	92. 09.22
27位	約束の橋	佐野元春	0	70.2	0	0	0.7	71.0	92. 10.28
28位	晴れたらいいね	DREAMS COME TRUE	0	68.5	0	0	0.2	68.7	92. 10.21
29位	no no darlin’	CHAGE&ASKA	0	67.5	0	0	1.0	68.5	92. 10.10
30位	BRIDGE 〜あの橋を渡るとき〜	HOUND DOG	0	68.0	0	0	0	68.0	92. 02.09
31位	巡恋歌’92	長渕剛	0	67.4	0	0	0	67.4	92. 10.28
32位	はがゆい唇	高橋真梨子	0	59.5	6.7	0	0.2	66.5	92. 05.16
33位	Promised Love	THE ALFEE	0	65.7	0	0	0	65.7	92. 02.05
34位	北風〜君に届きますように〜	槇原敬之	0	62.7	0	0	2.9	65.6	92. 10.25
35位	ガラスのメモリーズ	TUBE	0	65.5	0	0	0	65.5	92. 07.01
36位	夏だね	TUBE	0	64.9	0	0	0	64.9	92. 05.02
37位	また逢える…	KIX・S	0	61.1	0	0	0	61.1	92. 07.21
38位	一番偉い人へ	とんねるず	0	60.5	0	0	0	60.5	92. 09.03
39位	YA-YA-YA	ZOO	0	59.9	0	0	0	59.9	92. 10.21
40位	もう涙はいらない	鈴木雅之	0	56.0	0	0	0	56.0	92. 05.15
41位	涙2 (LOVEヴァージョン)	爆風スランプ	0	52.5	0	0	0	52.5	92. 03.01
42位	天使の休息	久松史奈	0	50.8	0	0	0.8	51.7	92. 11.21
43位	背徳の瞳〜Eyes Of Venus〜	V2	0	47.6	0	0	0	47.6	92. 01.18
44位	愛のWAVE	カールスモーキー石井・松任谷由実	0	46.6	0	0	0	46.6	92. 11.09
45位	眠れない夜を抱いて (20年の再発売盤との合算)	ZARD	0	45.8	0	0	0	45.8	92. 08.05
46位	Woman	中西圭三	0	43.1	0	0	0	43.1	92. 01.22
47位	島唄	THE BOOM	0	43.0	0	0	0	43.0	92. 12.12
48位	恋をしようよ Yeah! Yeah!	LINDBERG	0	39.6	0	0	0	39.6	92. 04.22
49位	雪中花	伍代夏子	0	37.8	0	0	0	37.8	92. 04.22
50位	Don’t Let Me Be Misunderstood	サンタ・エスメラルダ	0	37.0	0	0	0	37.0	92. 12.09

　本年は、前年から始まるドラマブームに牽引される形で、CD売上が爆発的に増加しており、ミリオンポイントの達成曲が19曲になった。また年間1位が17年ぶりにトリプルミリオンに到達して20世紀末まで続くCDバブルが到来した。なお、本年も月9主題歌が年間1位を獲得している。

本年活躍したアーティスト (五十音順)

稲垣潤一

サザンオールスターズ

CHAGE&ASKA

TUBE

T-BOLAN

DREAMS COME TRUE

とんねるず

中山美穂

B’z

槇原敬之

浜田省吾

WANDS

年間TOP50ランクイン曲　PICK UP 解説

12位　GAO『サヨナラ』

　高嶋政伸が主演した日テレドラマ『素敵にダマして!』の主題歌に起用されてミリオンセラーとなった楽曲。オリコン週間チャートの最高順位は3位ながら、年間チャートでは本年の16位にランクインした。ボーイッシュな見た目と特徴的なハスキーボイスから一見男性の様にも見えるルックスも人気の一因となった。

13位　小野正利『You’re the only』

　最高視聴率は20.3%を記録した吉田栄作主演のフジ月9ドラマ「君のためにできること」の主題歌に起用されて大ヒットした楽曲。オリコン週間チャートでは最高順位2位となり、同年の年間チャートでは14位にランクインした。大学時代にロックバンドとして活動しており、デビュー当時から4オクターブの音域を持つ歌手と注目されていた自身の代表曲となった。クリアかつ突き抜けるようなハイトーンボイスも人気を博した。

16位　ホイットニー・ヒューストン『I Will Always Love You』

　自身が俳優のケビン・コスナーと共演したサスペンス映画「ボディガード」の主題歌に起用された楽曲。アメリカ国内ではグラミー賞をはじめ、その年の音楽賞を総なめにする大ヒットとなった。日本国内でも映画のヒットとともに本曲も大ヒットを記録しており、CD売上は80万枚超えを記録した。しかし、それだけに留まらず、DLが解禁されてからは25万DL認定を記録するまでDL数を積み上げ、YouTubeのMVでも15億回再生を記録している。あらゆる市場で長年愛されるヒットとなった本曲は、日本国内のみの支持で合計ポイントのミリオンを達成した。

22位　織田哲郎『いつまでも変わらぬ愛を』

　大塚製薬「ポカリスエット」のCMソングに起用された楽曲。『おどるポンポコリン』をはじめとするビーイングアーティストの楽曲の作曲を手掛けた自身が、自分自身で歌唱も担当した。オリコン週間チャートでは1位を獲得しており、同年の年間チャートでは15位にランクインするヒットとなった。29歳で亡くなった自身の兄への思いを綴った楽曲として製作したが、ラブソングとして捉えても、メッセージソングとして捉えても問題ない楽曲であると語ったというエピソードが残っている。

23位　中西保志『最後の雨』

　日テレのバラエティ番組「日立あしたP-KAN気分!」のテーマソングに起用された楽曲。オリコン週間チャートでは最高順位16位ながらロングヒットを記録し、CD売上は70万枚を超えた。また、ストリーミング世代も「本気で忘れるくらいなら泣けるほど愛したりしない」などをはじめとする本曲の切ない歌詞に共感をよせて、レコード協会のストリーミング認定5000万回を記録している。

24位　藤あや子『こころ酒』

　平成になってからデビューし、数々の名曲演歌を残した自身の最大のヒット曲となった楽曲。オリコン週間チャートでは最高順位6位を記録し、年間チャートは1992年53位→1993年60位と推移するロングヒットとなった。CD売上は80万枚を超えており、平成に発売された演歌・歌謡曲の中では『千の風になって』『孫』に次ぐ3番目の売上枚数となった。(本ブログの合計ポイントで比べた場合は『また君に恋してる』などが本曲の合計ポイントを上回る)

25位　高山厳『心凍らせて』

　1974年に17歳でデビューし様々な作品に出演した俳優の佳那晃子が主演した読売テレビの朝ドラマ「珠玉の女」の主題歌に採用された楽曲。オリコン週間チャートの最高順位は10位ながら、年間チャートでは1993年85位→1994年58位と推移するロングヒットを記録した。この結果、平成に発売された演歌・歌謡曲の中では、本ランキングの24位にランクインした『こころ酒』に次ぐ4番目のCD売上枚数となった。

37位　KIX・S『また逢える…』

　最高視聴率は20.3%を記録した吉田栄作主演のフジ月9ドラマ「君のためにできること」の挿入歌に起用されてヒットした楽曲。月9ドラマにビーイング系アーティストの楽曲が起用されるのは、本作が初めてとなった。オリコンの週間チャートは4位止まりながら、同年の年間チャートでは28位にランクインするヒットとなった。

42位　久松史奈『天使の休息』

　アイドル雑誌「UP to boy」の美少女コンテストで優勝したことをきっかけに、1989年、15歳でデビューした中江有里が初主演を務めた日テレドラマ「綺麗になりたい」の主題歌に起用された楽曲。オリコン週間チャートは最高順位10位だったものの、累計売上枚数は50万枚を超えて自身の代表曲となった。

43位　V2『背徳の瞳〜Eyes Of Venus〜』

　この数年後に日本を代表する音楽プロデューサーの1人に登り詰めることになる小室哲哉と、日本だけではなく海外でも大人気となったロックバンドX JAPANのリーダーであるYOSHIKIが、期間限定ユニットを結成して発売した楽曲。オリコン週間チャートでは『それが大事』に阻まれ2位止まりとなったものの、年間チャートは同年の40位にランクインして、この豪華コラボは大成功を収めた。なお、V2として発売されたシングルは本作のみとなっている。

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