1988年発売の楽曲人気ランキングTOP50

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計　一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万ポイント)

本ランキングの注意点：後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。

以下が1988年発売の楽曲人気ランキングTOP50である

	曲名	アーティスト	RCP	CDP	DLP	STP	YMP	合計P	発売日
1位	とんぼ	長渕剛	155.3	0	0	0	0	155.3	88. 10.26
2位	パラダイス銀河	光GENJI	133.3	0	0	0	0	133.3	88. 03.09
3位	乾杯	長渕剛	116.0	0	0	0	0	116.0	88. 02.05
4位	DAYBREAK	男闘呼組	103.9	0	0	0	0	103.9	88. 08.24
5位	Diamondハリケーン	光GENJI	102.2	0	0	0	0	102.2	88. 06.21
6位	愛が止まらない〜Turn it into love〜	Wink	96.8	0	0	0	4.0	100.8	88. 11.16
7位	剣の舞	光GENJI	91.2	0	0	0	0	91.2	88. 10.10
8位	恋一夜	工藤静香	91.0	0	0	0	0	91.0	88. 12.28
9位	MUGO・ん…色っぽい	工藤静香	81.0	0	0	0	0	81.0	88. 08.24
10位	Runner	爆風スランプ	51.4	0	16.7	0	3.8	72.0	88. 10.21
11位	秋	男闘呼組	63.7	0	0	0	0	63.7	88. 12.27
12位	ANGEL	氷室京介	56.3	0	0	0	0	56.3	88. 07.21
13位	雨酒場	香西かおり	54.8	0	0	0	0	54.8	88. 05.25
14位	人魚姫 mermaid	中山美穂	54.7	0	0	0	0	54.7	88. 07.11
15位	酒よ	吉幾三	52.0	0	0	0	0	52.0	88. 09.01
16位	You were mine	久保田利伸	51.2	0	0	0	0	51.2	88. 02.26
17位	You’re My Only Shinin’ Star	中山美穂	44.0	0	6.7	0	0	50.7	88. 02.17
18位	祝い酒	坂本冬美	50.2	0	0	0	0	50.2	88. 04.06
19位	みんなのうた	サザンオールスターズ	47.6	0	0	0	2.5	50.1	88. 06.25
20位	Witches	中山美穂	47.0	0	0	0	0	47.0	88. 11.14
21位	太陽の破片 (12インチ) (90年盤との合算)	尾崎豊	37.7	9.0	0	0	0	46.8	88. 06.21
22位	I MISSED “THE SHOCK”	中森明菜	46.6	0	0	0	0	46.6	88. 11.01
23位	吐息でネット	南野陽子	45.6	0	0	0	0	45.6	88. 02.26
24位	TATTOO	中森明菜	44.5	0	0	0	0	44.5	88. 05.18
25位	AL-MAUJ	中森明菜	44.4	0	0	0	0	44.4	88. 01.27
26位	Eye of the Tiger	サバイバー	36.6	0	0	0	6.6	43.2	88. 05.21
27位	抱きしめてTONIGHT	田原俊彦	41.8	0	0	0	0	41.8	88. 04.21
28位	C-Girl	浅香唯	41.7	0	0	0	0	41.7	88. 04.20
29位	憂き世川	瀬川瑛子	41.2	0	0	0	0	41.2	88. 02.05
30位	秋からも、そばにいて	南野陽子	40.6	0	0	0	0	40.6	88. 10.08
31位	TRAIN-TRAIN	THE BLUE HEARTS	39.6	0	0	0	0.6	40.2	88. 11.23
32位	いつか何処かで (I FEEL THE ECHO)	桑田佳祐	39.6	0	0	0	0	39.6	88. 03.16
33位	あなたを愛したい	南野陽子	38.2	0	0	0	0	38.2	88. 06.18
34位	FU-JI-TSU	工藤静香	37.9	0	0	0	0	37.9	88. 06.01
35位	What’s your name	少年隊	37.7	0	0	0	0	37.7	88. 07.08
36位	恋したっていいじゃない	渡辺美里	36.9	0	0	0	0	36.9	88. 04.21
37位	最後の言い訳	德永英明	34.9	0	0	0	0.4	35.3	88. 10.25
38位	BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙を越えて)	TM NETWORK	33.1	0	0	0	1.9	35.0	88. 03.05
39位	セシル	浅香唯	34.3	0	0	0	0	34.3	88. 08.18
40位	じれったいね (同年ピクチャー盤との合算)	少年隊	33.3	0	0	0	0	33.3	88. 11.10
41位	SEVEN DAYS WAR	TM NETWORK	32.7	0	0	0	0	32.7	88. 07.21
42位	Melody	浅香唯	32.3	0	0	0	0	32.3	88. 11.02
43位	夢おんな	桂銀淑	31.9	0	0	0	0	31.9	88. 07.27
44位	COME ON EVERY BODY	TM NETWORK	31.4	0	0	0	0	31.4	88. 11.17
45位	旅立ちはフリージア	松田聖子	31.3	0	0	0	0	31.3	88. 09.07
46位	だってしょうがないじゃない	和田アキ子	30.0	0	0	0	0	30.0	88. 04.25
47位	素直にI’m Sorry	チェッカーズ	28.9	0	0	0	0	28.9	88. 10.21
48位	港の五番町	五木ひろし	28.8	0	0	0	0	28.8	88. 09.22
49位	Only Love/Destiny	HOUND DOG	28.6	0	0	0	0	28.6	88. 10.01
50位	僕の腕の中で	杉山清貴	28.1	0	0	0	0	28.1	88. 04.21

　本年は、ミリオンポイント達成曲が6曲まで増加し4年ぶりに5曲を超えた。また史上初めてTOP5が全曲男性アーティストとなった。前年に引き続きアイドルが好調で、TOP10に7曲ランクインしている。また「アイドル四天王」と呼ばれた中山美穂・工藤静香・南野陽子・浅香唯の4人がチャートを席巻した他、Winkが松田聖子『Rock’n Rouge』以来4年ぶりとなる女性アイドルのミリオンポイントを記録した。

本年活躍したアーティスト (五十音順)

Wink

工藤静香

少年隊

TM NETWORK

長渕剛

中森明菜

中山美穂

光GENJI

南野陽子

年間TOP50ランクイン曲　PICK UP 解説

4位　男闘呼組『DAYBREAK』

　現STARTO社にかつて所属していた4人組である彼らのデビュー曲。同年の8月24日と31日にそれぞれ2種類ずつ、計4種類のシングルが発売された。4種類ともA面は本曲であるが、B面は全て彼らが主演したドラマや映画4作品のタイアップの付いた楽曲となっている。本曲で、同年レコード大賞の最優秀新人賞を受賞した。また同年の紅白歌合戦で辞退した田原俊彦の代わりに紅白歌合戦に初出場した。なお、彼らは本ランキングの11位に『秋』を送りこんでおり、本年から翌年にかけて大活躍となった。

10位　爆風スランプ『Runner』

　後年には積極的にバラエティ番組に出演したサンプラザ中野くんや、ポケットビスケッツの楽曲などの作曲で知られるパッパラー河合などが参加したグループのヒット曲。オリコン週間チャートの最高順位は6位で、年間チャートでも本年の18位だった。しかし、約15年の月日をかけてレコード協会の25万DLの認定を記録したため、CD売上約50万枚程度を記録している平成の自身の複数のヒット曲を抑えて、自身最大のヒット曲となっている。現在も応援ソングの定番に挙げられる。

13位　香西かおり『雨酒場』

　1993年には玉置浩二が作曲した楽曲『無言坂』でレコード大賞の大賞を受賞した自身のデビュー曲。オリコン週間チャートでは最高順位16位ながら、TOP100の登場週数は92週を数え、年間チャートの1989年47位→1990年79位と推移するロングヒットを記録した。また本曲で、同年レコード大賞の新人賞を受賞している。

26位　サバイバー『Eye of the Tiger』

　1982年に公開されたシルヴェスター・スタローンが監督・脚本・主演を務めた映画シリーズ「ロッキー」の3作目の主題歌としてアメリカで大ヒットした楽曲。アメリカのプロレスラーであるハルク・ホーガンの入場曲に使用された他、日本でも春秋のTBS特番「オールスター感謝祭」の人気コーナーである赤坂5丁目ミニマラソンのBGMとして使用されており、長年愛される彼らのヒット曲。彼らが活動休止する直前、日本でシングルが発売となりヒットしたのではないかと考えられる。

28位　浅香唯『C-Girl』

　自身がイメージキャラクターを務めた「カネボウ ’88 夏のプロモーション」のイメージソングに使用された楽曲。アイドル四天王の中では総売上が圧倒的に少ないにも関わらず、大人びた歌詞と曲で人気を博し、他3人に引けを取らない名曲を残した自身の最大のヒット曲。オリコン週間チャートでは通算3週の1位を獲得し、同年の年間チャートでは17位にランクインした。また、ザ・ベストテンの年間ランキングでは10位を記録している。なお、自身は本ランキングの39位に『セシル』、42位に『Melody』を送っており、本年大活躍だった。

29位　瀬川瑛子『憂き世川』

　前年から同年にかけてロングセラーを記録した1986年に発売した自身の楽曲『命くれない』のヒット中だったこともあり、その相乗効果でヒットを記録した楽曲。本曲は『命くれない』のメロディをほぼ踏襲する構成を採用した。オリコン週間チャートでは最高順位14位ながら、同年の年間売上で27位にランクインするヒットとなった。

43位　桂銀淑『夢おんな』

　80年代後半に独特なハスキーボイスでヒットを飛ばした自身の代表曲にして最大のヒット曲。オリコン週間チャートの最高順位は9位だったものの、TOP100圏内のランクイン回数は30回を超えるロングセラーを記録した。また日本有線大賞のグランプリをはじめ数々の音楽賞を受賞した。なお、この年に自身初となる紅白歌合戦出場となったが、歌唱曲は本曲ではなく前年発売の楽曲『すずめの涙』を歌唱した。

46位　和田アキ子『だってしょうがないじゃない』

　70年代に発売した『笑って許して』や『あの鐘を鳴らすのはあなた』などの楽曲で知られる自身の80年代のヒット曲。オリコン週間チャートの最高順位は25位ながら、通算登場回数は1年を数えるロングセラーを記録した。自身が司会も務めた同年と、翌年の紅白歌合戦に出場した際には本曲を歌唱した。なお、累計売上枚数及び本ブログにおける換算ポイントでは、71年に発売した楽曲『天使になれない』に次ぐ自身2番目のヒットとなっている。

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