1978年発売の楽曲人気ランキングTOP50

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計方法の詳細→本ブログの集計方法

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万ポイント)

ランキング注意点:後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。

以下が1978年発売の楽曲人気ランキングTOP50である

 曲名アーティストRCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
1位夢追い酒渥美二郎272.90000272.978.
02.25
2位サウスポーピンク・レディー219.00000219.078.
03.25
3位モンスターピンク・レディー165.30000165.378.
06.25
4位みちづれ牧村三枝子147.60000147.678.
10.21
5位君のひとみは10000ボルト堀内孝雄145.20000145.278.
08.05
6位ガンダーラゴダイゴ133.20000133.278.
10.01
7位透明人間ピンク・レディー132.90000132.978.
09.09
8位季節の中で松山千春127.60000127.678.
08.21
9位青葉城恋唄さとう宗幸127.30000127.378.
05.05
10位微笑がえしキャンディーズ124.40000124.478.
02.25
11位チャンピオンアリス117.00000117.078.
12.05
12位勝手にシンドバッド (03年の胸さわぎのスペシャルボックス盤との合算)サザンオールスターズ77.329.06.700113.078.
06.25
13位カメレオン・アーミーピンク・レディー106.10000106.178.
12.05
14位カナダからの手紙平尾昌晃・畑中葉子104.90000104.978.
01.10
15位Mr.サマータイムサーカス97.8000097.878.
03.25
16位時間よ止まれ矢沢永吉95.9000095.978.
03.21
17位HERO (ヒーローになる時、それは今)甲斐バンド95.5000095.578.
12.20
18位時には娼婦のように黒沢年男91.1000091.178.
02.10
19位みずいろの雨八神純子88.2000088.278.
09.05
20位いい日旅立ち山口百恵80.306.70087.078.
11.21
21位モンキー・マジックゴダイゴ84.7000084.778.
12.25
22位銃爪ツイスト82.2000082.278.
08.10
23位サムライ沢田研二78.4000078.478.
01.21
24位宿無しツイスト78.3000078.378.
04.10
25位たそがれマイ・ラブ大橋純子77.5000077.578.
08.05
26位プレイバック Part2山口百恵76.1000076.178.
05.01
27位かもめが翔んだ日渡辺真知子68.906.70075.678.
04.21
28位ジョニーの子守唄アリス74.1000074.178.
06.20
29位LOVE (抱きしめたい)沢田研二73.2000073.278.
09.10
30位The Strangerビリー・ジョエル70.5000070.578.
05.21
31位飛んでイスタンブール庄野真代69.4000069.478.
04.01
32位夢一夜南こうせつ67.6000067.678.
10.25
33位ダーリング沢田研二67.1000067.178.
05.21
34位夢想花円広志67.0000067.078.
11.21
35位涙の誓いアリス60.7000060.778.
03.05
36位Hello, Mr.Monkeyアラベスク58.1000058.178.
04.05
37位Night Feverビージーズ55.40001.456.978.
06.01
38位絶体絶命山口百恵56.4000056.478.
08.21
39位I Was Made for Dancin’レイフ・ギャレット53.4000053.478.
11.25
40位ブルー渡辺真知子49.9000049.978.
08.21
41位かもめはかもめ研ナオコ49.5000049.578.
03.25
42位性 (サガ)ツイスト47.7000047.778.
12.21
43位Y.M.C.A.ヴィレッジ・ピープル45.20002.147.478.
12.05
44位モンテカルロで乾杯庄野真代47.1000047.178.
07.10
45位乙女座 宮山口百恵47.0000047.078.
02.01
46位林檎殺人事件郷ひろみ46.0000046.078.
06.21
47位戦士の休息町田義人44.1000044.178.
08.10
48位ブルースカイブルー西城秀樹43.9000043.978.
08.25
49位この空を飛べたら加藤登紀子42.0000042.078.
03.10
50位気分しだいで責めないでサザンオールスターズ41.7000041.778.
11.25

 本年は、ミリオンポイント達成曲数が3年前と同じ14曲となり、3年ぶりに2桁となった。ピンク・レディーは本年発売したシングル4曲が全てミリオンポイントを記録し、引き続き好調となった。彼女たちに負けず存在感を残したアイドルは山口百恵くらいで、70年代アイドルブームの終焉年といえる年となった。一方で、この年から伝説の音楽番組であるTBSの『ザ・ベストテン』が放送を開始しており、音楽自体のブームが到来を告げた。なお、好調だったピンク・レディーを2・3位に抑えて、渥美二郎の『夢追い酒』が歌謡曲としては4年ぶりに年間1位を獲得した。

本年活躍したアーティスト (五十音順)

渥美二郎

アリス

キャンディーズ

ゴダイゴ

サザンオールスターズ

沢田研二

ツイスト

ピンク・レディー

堀内孝雄

松山千春

山口百恵

年間TOP50ランクイン曲 PICK UP 解説

4位 牧村三枝子『みちづれ』

 同じレコード会社所属の先輩である渡哲也のアルバムの1曲で、シングルとして発売もしている楽曲。自身のディレクターに本曲の歌唱を勧められて、渡本人に直談判した結果、本曲の歌唱が叶ってレコードを発売したが、発売当初は売上が伸び悩んだ。しかし、1979年に突入してから売上が急増し、1979年のオリコン年間チャートで9位にランクインし、翌80年も62位となった。オリコン週間チャートには通算72週のランクインとなった。

9位 さとう宗幸『青葉城恋唄』

 東北を代表するご当地ソングで、自身の代名詞とも言える楽曲。地元の仙台でラジオDJをしていた際に、リスナーであった星間船一が寄せた詩を基に本曲を作り上げた。地元の反響はすさまじく仙台では繰り返し流されていた。発売当初は、売上が数万枚だろうと思われていたが、同年に発生した大型地震の復興を願って歌唱機会が増加した結果、知名度が全国区となって十万枚単位となった。オリコンでは週間チャートの3位、年間チャートでは同年31位→翌年22位と推移する大ヒットになった。

14位 平尾昌晃・畑中葉子『カナダからの手紙』

 1960年代から活躍し作曲家として『霧の摩周湖』などを手掛けた平尾が、自身が主宰するミュージックスクールの生徒を対象にしたオーディションを実施し、その結果選ばれた畑中とデュエットを組んで発売した楽曲。畑中は今作がデビュー作となった。オリコン週間チャートでは2週連続となる1位を獲得し、同年の年間チャート7位にランクインした。なお、本曲のヒットにより紅白歌合戦に出場した際には、男女デュエットの通例だった紅組ではなく白組で出場している。

15位 サーカス『Mr.サマータイム』

 メンバーの入れ替えが多々あるものの、現在は4人で活動を続けるコーラスグループである彼らの最大のヒット曲。カネボウの同年夏のキャンペーンソングに採用された。オリコン週間チャートでは、『モンスター』に阻まれ1週のみではあるが1位を獲得しており、同年の年間チャートでは8位となっている。歌詞は不倫を悔やむ女性の心情を描いた作品となっており、原曲は1972年にフランスで発売された楽曲である。

18位 黒沢年男『時には娼婦のように』

 1977年に、吉田拓郎が本曲の作詞作曲を担当したなかにし礼に、全曲なかにしが作詞作曲歌唱を務めるアルバムを製作するように依頼し、その中で発表された1曲がこの曲であった。なかにしは本曲を「テレビに迎合するニューミュージックアーティストに対するアンチテーゼ」として作ったと語っている。翌年シングルとして出す際に黒沢盤も一緒に発売された。結果、黒沢盤の方が勢いよく売上を伸ばし、オリコン週間チャートでは『サウスポー』に阻まれ、3週連続2位止まりとなるも、同年の年間チャートでは12位を記録した。一方、歌詞の内容は、黒沢自身も尻込みするレベルの性的にきわどい内容であったため、要注意歌謡曲指定制度の審査を受けている。

25位 大橋純子『たそがれマイ・ラブ』

 同年TBSで放送された森鴎外の半生を描いた江守徹主演のスペシャルドラマ『獅子のごとく』の主題歌に使用された楽曲。自身は1974年にデビューしてから4年の辛抱を経た10作目にしてようやくヒットに恵まれた。オリコン週間チャートでは2位止まりだったが、年間チャートでは同年40位→翌年58位と推移しており、後年のヒット曲『シルエット・ロマンス』を抑えて、自身最大のヒット曲となっている。

31位 庄野真代『飛んでイスタンブール』

 元々は本曲の作曲を担当した筒美京平が野口五郎のために用意した曲であったが、この曲は女性の方が合うだろうと判断し、しばらくストックしていた。この当時、海外旅行がようやく身近になってきた背景があり、無国籍なイメージの曲を庄野の担当ディレクターが筒美に依頼した。そこで、このストックしていた曲が合うと判断した筒美が、本曲の作詞をちあき哲也にお願いし生まれたのが本曲である。なお、本曲で紅白に出場した際には、「こんなジタンの空箱」という歌詞がNGとなり、「こんな煙草の空箱」と歌唱して出場している。

39位 レイフ・ギャレット『I Was Made for Dancin’』

 1970年代に俳優として、またアイドル的人気も獲得していた自身が出演したナビスコのCMソングとして大ヒットした楽曲。西欧やオーストラリアに留まっていた人気は、本曲のヒットで日本にも波及した。なお同時期に発売したアルバム「Feel The Need」からシングルカットされたタイトル曲のB面が、後に田原俊彦のデビュー曲となった『哀愁でいと』の原曲『NEW YORK CITY NIGHT』である。

43位 ヴィレッジ・ピープル『Y.M.C.A.』

 アメリカの6人組ディスコグループである彼らの最大のヒット曲。Y.M.C.A.とは、キリスト教青年会による主に若い男性のための宿泊施設(Young Men’s Christian Association)のことを指す。ここは相部屋も多く「ゲイの巣窟」とも呼ばれた場所で、ゲイを指すスラングとしても用いられた。この経緯もあって、歌詞には表向きは悩める青少年が自分を変える場としてのYMCAの魅力を説く一方で、ダブルミーニングとしてゲイをイメージすることも可能な内容となっている。そもそも彼らはゲイをコンセプトにグループを組んでいたため、必然ともいえる歌詞内容だったが、世界中で人気を獲得している。なお翌年には、西城秀樹が本曲をカバーしたシングル『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』を発売しており、西城の最大のヒット曲ともなっている。

47位 町田義人『戦士の休息』

 昭和のレジェンド俳優・高倉健が主演した映画「野性の証明」の主題歌として使用されヒットした楽曲。町田は、尾崎紀世彦が歌唱した『また逢う日まで』の元曲として有名な『ひとりの悲しみ』を代表曲に持つGSグループズー・ニー・ヴーのメンバーとして活動しており、脱退後にCM歌手として活躍していた。そんな最中、本映画の主題歌の話がやってきて自身最大のヒット曲となった。

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