1977年発売の楽曲人気ランキングTOP50

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計方法の詳細→本ブログの集計方法

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万ポイント)

ランキング注意点:後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。

以下が1977年発売の楽曲人気ランキングTOP50である

 曲名アーティストRCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
1位UFOピンク・レディー233.00000233.077.
12.05
2位北国の春千昌夫196.20000196.277.
04.05
3位ウォンテッドピンク・レディー180.10000180.177.
09.05
4位渚のシンドバッドピンク・レディー150.00000150.077.
06.10
5位勝手にしやがれ沢田研二133.90000133.977.
05.21
6位氷雨佳山明生119.00000119.077.
12.01
7位わかれうた中島みゆき115.30000115.377.
09.10
8位津軽海峡・冬景色石川さゆり109.00000109.077.
01.01
9位雨やどりさだまさし102.40000102.477.
03.10
10位カルメン’77ピンク・レディー99.4000099.477.
03.10
11位ブランデーグラス石原裕次郎96.4000096.477.
04.21
12位愛のメモリー松崎しげる95.8000095.877.
08.10
13位憎みきれないろくでなし沢田研二93.8000093.877.
09.05
14位迷い道渡辺真知子91.9000091.977.
11.01
15位冬の稲妻アリス83.1000083.177.
10.05
16位帰らない/恋人よ清水健太郎82.2000082.277.
04.01
17位そんな女のひとりごと増位山太志郎81.7000081.777.
09.25
18位星の砂小柳ルミ子80.2000080.277.
04.25
19位人間の証明ジョー山中77.5000077.577.
08.10
20位あずさ2号狩人76.7000076.777.
03.25
21位秋桜山口百恵69.006.70075.877.
10.01
22位イミテイション・ゴールド山口百恵72.6000072.677.
07.01
23位Dancing QueenABBA52.4013.505.971.977.
04.25
24位夢先案内人山口百恵70.1000070.177.
04.01
25位サクセス/愛しのティナダウン・タウン・ブギウギ・バンド66.7000066.777.
03.20
26位あんたのバラードツイスト65.2000065.277.
11.25
27位冬が来る前に紙ふうせん64.8000064.877.
11.01
28位コスモス街道狩人64.2000064.277.
08.25
29位能登半島石川さゆり63.7000063.777.
05.10
30位演歌チャンチャカチャン平野雅昭62.5000062.577.
11.25
31位思秋期岩崎宏美60.5000060.577.
09.05
32位帰郷/お化けのロック郷ひろみ59.9000059.977.
09.01
33位わなキャンディーズ58.7000058.777.
12.05
34位やさしい悪魔キャンディーズ58.5000058.577.
03.01
35位しあわせ芝居桜田淳子54.6000054.677.
11.05
36位九月の雨太田裕美53.3000053.377.
09.01
37位Hotel Californiaイーグルス48.90003.452.377.
02.22
38位むさし野詩人野口五郎51.2000051.277.
01.15
39位東京ららばい中原理恵51.2000051.277.
09.21
40位雨の物語イルカ51.1000051.177.
03.25
41位硝子坂高田みづえ46.5000046.577.
03.25
42位しあわせ未満太田裕美46.5000046.577.
01.21
43位暑中お見舞い申し上げますキャンディーズ44.7000044.777.
06.21
44位暖流石川さゆり43.8000043.877.
09.01
45位てぃーんずぶるーす原田真二42.3000042.377.
10.25
46位アン・ドゥ・トロワキャンディーズ42.1000042.177.
09.21
47位おまえにフランク永井41.7000041.777.
03.25
48位熱帯魚岩崎宏美40.2000040.277.
07.05
49位キャンディ原田真二39.6000039.677.
11.25
50位ひとり渡哲也39.4000039.477.
04.21

 本年は、ミリオンポイント達成曲が9曲となり、前年から3倍も増加した。ランキングでは、ピンク・レディーが年間1位を含めて、史上初めてTOP5に3曲を送りこんだ。同一アーティストがTOP5に複数曲をランクインさせるのは7年ぶりとなる。また、ピンク・レディーは、本年発売の楽曲の全てがTOP10入りとなっており、1強時代を作り上げた。また、沢田研二もアイドルとカウントした場合、TOP10の半分をアイドルの楽曲が占めたという形になる。一方で、演歌・歌謡曲も引き続き、アイドルに負けずにランクインしている。

本年活躍したアーティスト (五十音順)

石川さゆり

岩崎宏美

太田裕美

キャンディーズ

さだまさし

沢田研二

千昌夫

中島みゆき

ピンク・レディー

山口百恵

年間TOP50ランクイン曲 PICK UP 解説

6位 佳山明生『氷雨』

 作曲家・古賀政男の最後の門下生で、那須高原で歌う際に美輪明宏よりもらった佳山明生の名でデビューした自身のデビュー曲。発売当初は売れなかったが、有線放送では絶えずリクエストがあった。発売から5年以上が経過した1982年、後年に、『男と女のラブゲーム』でヒットを記録する日野美歌などが、本曲をカバーしヒットしたことで、元曲だった本曲もヒットした。結果、日野のカバー盤の売上を超えて、オリコン週間チャートの2位と、1983年の年間チャート5位を記録した。

11位 石原裕次郎『ブランデーグラス』

 俳優として多くのヒット作を遺し、歌手としても『嵐を呼ぶ男』『銀座の恋の物語』などのヒット曲で知られる自身のオリコン集計内では最大のヒット曲。発売当初は全く売れていなかったが、石原軍団が出演した渡哲也主演のテレ朝ドラマ『西部警察』で、本曲を取り上げて自身が本ドラマ内で歌唱するシーンが放映されたことで、大ヒットにつながった。オリコン週間チャートでは11位止まりだったが、1981年の年間チャートで22位にランクインしている。

12位 松崎しげる『愛のメモリー』

 後に夫婦となる三浦友和と山口百恵が共演した江崎グリコのアーモンドチョコレートのCMソングとしてヒットした楽曲。元々はレコード会社が1976年にスペインのマジョルカで行われる音楽祭に出るために制作した楽曲であった。しかし、本大会で好成績だったにも関わらず、国内では誰も関心を持たずに困っていた。そんな中、松崎自身がかつて仕事をした関西のCMプロデューサーに本曲を持ち込んだところ、前述のタイアップが決定しヒットにつながった。

14位 渡辺真知子『迷い道』

 後年に『かもめが翔んだ日』や『唇よ、熱く君を語れ』などのヒット曲を歌唱した自身のデビュー曲。オリコン集計の売上枚数は60万枚を超え、後年の代表曲を抑えて、本曲が自身最大のヒット曲となっている。週間チャートは3位止まりだったが、1978年の年間チャートでは11位にランクインした。ちなみに次作に当たるのが『かもめが翔んだ日』であり、次々作の『ブルー』もスマッシュヒットとなっているため、1978年は彼女が大活躍した年となった。

17位 増位山太志郎『そんな女のひとりごと』

 発売当時、現役力士として活動しながら、歌手としてもヒットを飛ばしていた自身の代表曲。初代林家三平の妻・海老名香葉子が作詞を担当して1974年に発売したヒット曲『そんな夕子にほれました』を抑えて、自身最大のヒット曲となっている。なお、力士としての活動を疎かにしていたわけではなく、相撲でも好成績を残している。また、10代目三保ヶ関として親方も務めた。

19位 ジョー山中『人間の証明』

 昭和の名優・松田優作が主演を務め、日本映画で初めてニューヨークで撮影が行われた映画「人間の証明」の主題歌。自身は元々、60年代前半頃にボクサーとしてリングに立っていたが、66年にGSグループを結成してデビューした。しかし、68年に本グループを脱退すると内田裕也とロック・バンドを結成した。その後、前述の映画に俳優として出演し、主題歌も歌唱した。本曲のヒット中に、自身が逮捕されたためラジオなどでのOAは控えられたが、映画の楽曲としては使用されてCMでも頻繁に流れたためヒットに繋がった。

20位 狩人『あずさ2号』

 兄弟デュオである狩人のデビュー曲。都会の愛する人との暮らしに終止符を打って、新しい恋人とあずさ2号に乗って信州に旅立つという内容の歌。オリコン週間チャートは4位止まりとなったが、同年の年間チャートで15位を記録し、自身最大のヒット曲となった。なお、彼らが2003年からの所属事務所名に本曲のタイトルをつけたが、これは後年、「しゃちょ〜」というフレーズでおなじみの通販CMを放送している夢グループの前身である。

27位 紙ふうせん『冬が来る前に』

 大阪ガスのCMソングとして使用された楽曲。赤い鳥のメンバーであった後藤悦治郎と平山泰代の二人が結成したフォークデュオ・紙ふうせんの最大のヒット曲。作詞を後藤が、作曲をバックバンドのベーシストが務めた。発売当初はラジオから火が付きヒットにつながった。なお、彼らは関西を中心に息長く活動している。

37位 イーグルス『Hotel California』

 アメリカのロサンゼルスを拠点に活動したロック・バンドである彼らのアルバム「ホテル・カリフォルニア」の表題曲としてシングルカットされた楽曲。同年度のグラミー賞では最優秀レコード賞を受賞している。オリコン週間チャートでは最高順位15位となり、本ランキングにおいては50万ポイント超えを達成するヒットとなっている彼らの代表曲の1つ。

45位 原田真二『てぃーんずぶるーす』

 代表曲に『闘牛士』などがあるchar、ツイストのメンバーであった世良公則と並び「ロック御三家」と称された自身のデビュー曲。当初は、自身で作詞作曲した元曲があったが、あまりに詩がストレートで重いとなり、松本隆を作詞に迎えて制作された。当初、デビュー曲は彼のプロデューサーである吉田拓郎が用意したものがあったが、最初が肝心との理由で自作曲での勝負にこだわり、本曲の元となる曲を制作し、見事スマッシュヒットとなった。加えて、次作となった『キャンディ』も本ランキングの49位にランクインさせており、この年に大活躍だった。なお、彼の大ファンとして知られるのが、後年に数々の伝説を生み出す史上No.1のレジェンド女性アイドル松田聖子である。

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