1974年発売の楽曲人気ランキングTOP50

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計方法の詳細→本ブログの集計方法

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万ポイント)

ランキング注意点:後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。

以下が1974年発売の楽曲人気ランキングTOP50である

 曲名アーティストRCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
1位うそ中条きよし231.10000231.174.
01.25
2位ふれあい中村雅俊189.70000189.774.
07.01
3位昭和枯れすゝきさくらと一郎150.30000150.374.
07.21
4位夫婦鏡殿さまキングス125.70000125.774.
05.25
5位学園天国フィンガー581.006.70087.774.
03.05
6位激しい恋西城秀樹87.5000087.574.
05.25
7位積木の部屋布施明87.3000087.374.
03.10
8位旅愁西崎みどり87.1000087.174.
08.01
9位精霊流しグレープ87.0000087.074.
04.25
10位追憶沢田研二86.8000086.874.
07.10
11位冬の駅小柳ルミ子83.9000083.974.
10.10
12位あなたにあげる西川峰子83.4000083.474.
07.25
13位冬の色山口百恵79.4000079.474.
12.10
14位はじめての出来事桜田淳子79.0000079.074.
12.05
15位私は泣いていますりりィ78.5000078.574.
03.05
16位よろしく哀愁郷ひろみ75.9000075.974.
09.21
17位スモーキン・ブギダウン・タウン・ブギウギ・バンド75.7000075.774.
12.01
18位甘い生活野口五郎74.0000074.074.
10.20
19位二人でお酒を梓みちよ72.8000072.874.
03.25
20位襟裳岬森進一69.3000069.374.
01.15
21位ひと夏の経験山口百恵66.9000066.974.
06.01
22位わたし祈ってます敏いとうとハッピー&ブルー66.4000066.474.
07.25
23位ちっぽけな感傷山口百恵64.7000064.774.
09.01
24位理由中条きよし63.8000063.874.
10.01
25位岬めぐり山本コウタローとウィークエンド60.3000060.374.
06.01
26位愛の迷い子アグネス・チャン60.3000060.374.
12.21
27位浜昼顔五木ひろし58.5000058.574.
06.20
28位みれん五木ひろし56.7000056.774.
10.10
29位愛ひとすじ八代亜紀53.1000053.174.
05.25
30位恋の大予言/上級生フィンガー553.0000053.074.
09.10
31位傷だらけのローラ西城秀樹51.0000051.074.
08.25
32位星に願いをアグネス・チャン51.0000051.074.
02.25
33位薔薇の鎖西城秀樹50.1000050.174.
02.25
34位花とみつばち郷ひろみ50.0000050.074.
03.21
35位想い出のセレナーデ天地真理48.6000048.674.
09.01
36位Please Mr.Postmanカーペンターズ47.2000047.274.
12.10
37位結婚するって本当ですかダ・カーポ46.7000046.774.
06.01
38位恋の風車チェリッシュ46.6000046.674.
01.15
39位赤ちょうちんかぐや姫45.2000045.274.
01.10
40位愛の執念八代亜紀45.1000045.174.
09.25
41位うすなさけ中条きよし44.7000044.774.
07.10
42位さらば友よ森進一43.7000043.774.
04.15
43位灰色の瞳加藤登紀子・長谷川きよし43.6000043.674.
03.21
44位おんなの運命殿さまキングス42.8000042.874.
11.05
45位木枯しの二人伊藤咲子41.7000041.774.
12.01
46位恋のアメリカン・フットボールフィンガー541.1000041.174.
06.25
47位涙と友情西城秀樹41.0000041.074.
11.25
48位恋は邪魔もの沢田研二41.0000041.074.
03.21
49位学校の先生坂上二郎40.9000040.974.
11.01
50位愛ふたたび野口五郎39.4000039.474.
07.21

 本年は、ミリオンポイント達成曲が3年ぶりに5曲を割り込み、3年前と同数の4曲になった。一方で80万ポイント超えの楽曲は1曲増加している他、TOP50のポイントも前年より増加しており、レコード市場の規模の拡大がうかがえる結果となった。TOP10にランクインした西城秀樹や沢田研二をはじめとして、アイドルは引き続き好成績となっており、多くの楽曲がランクインしている。

本年活躍したアーティスト (五十音順)

アグネス・チャン

五木ひろし

郷ひろみ

西城秀樹

沢田研二

殿さまキングス

中村雅俊

野口五郎

フィンガー5

布施明

八代亜紀

山口百恵

年間TOP50ランクイン曲 PICK UP 解説

1位 中条きよし『うそ』

  1968年には高波晃、1971年には渥美健という芸名でデビューしていたが、ヒットに恵まれていなかった自身の3度目のデビュー曲。本曲発売の前年に、日テレのオーディション番組「全日本歌謡選手権」を10週勝ち抜きグランドチャンピオンになったことで、本曲でのデビューをつかみ取り、ついにヒット曲に恵まれることとなった。オリコンの週間チャートでは、8週連続1位を獲得した。なお、年間チャートは前年発売の『なみだの操』と『あなた』という特大ヒット曲に阻まれ3位となった。ちなみに中条は、本ランキングの24位に次々作の『理由』、41位に次作の『うすなさけ』をランクインさせており大活躍の年となった。

3位 さくらと一郎『昭和枯れすゝき』

 発売当初は売上が伸びずに悩んでいたが、同年10月から、森光子主演のTBSドラマ『時間ですよ』の挿入歌として使用されたことで、有線放送を中心に人気に火が付いた。結果、発売から約10ヶ月の月日を経て、オリコン週間チャートの3週連続1位を獲得し、1975年の年間売上1位となった。また、当時はオイルショックに端を発した不況にあえいでいた時代でもあり、本曲の貧しすぎる歌詞が時制に合致したこともヒットの一因になった。

8位 西崎みどり『旅愁』

 石坂浩二が主演した朝日放送の伝説的時代劇必殺シリーズ第4弾『暗闇仕留人』の主題歌としてヒットした楽曲。本曲を歌唱した西崎は、本曲の作曲を担当し、必殺シリーズの音楽も担当していた平尾昌晃の秘蔵っ子であり、発売当時14歳だった。オリコン週間チャートは2位止まりであったが、1975年の年間チャートでは20位となった。なお、彼女は本ドラマの最終回に仕留められる武家の娘役でゲスト出演している。

9位 グレープ『精霊流し』

 さだまさしがメンバーとして活動していたフォークデュオ・グレープの最大のヒット曲にして、フォークの金字塔的楽曲の1つ。毎年さだの故郷・長崎市で行われる精霊流しを題材とした作品で、さだの親戚が水難事故で亡くなってしまったときの精霊流しの思い出がモチーフになっている。オリコン週間チャートでは、中村雅俊『ふれあい』に阻まれ2位止まりとなっているが、同年の年間チャートでは13位にランクインしている。さだは本曲で、同年レコード大賞の作詩賞を受賞している。

12位 西川峰子『あなたにあげる』

  発売前年に「第3回全日本歌謡コンテスト」で優勝し芸能界した自身が、やまびこ演歌のキャッチフレーズでデビューした際のデビュー曲。オリコン週間チャートでは、発売4ヶ月後に初のTOP10入りとなる8位を獲得し、その1ヶ月後に1位を獲得した。年間チャートは本年95位→翌年17位と推移して、自身最大のヒット曲となった

15位 りりィ『私は泣いています』

 ユーミンや五輪真弓などの多くの女性シンガーソングライターがデビューした1972年の中でも、いち早くデビューし、女性シンガーソングライターのパイオニア的存在ともいえる自身の最大のヒット曲。当初は、知り合いであった研ナオコに歌唱してもらうつもりで曲を完成させたが、事務所に自分で歌えと言われて自身で歌唱することになった。結果、換算ポイントが80万ポイントに迫るヒットを記録した。なお、彼女が逝去してからになってしまったが、2019年に研ナオコによるカバーが実現している。

19位 梓みちよ『二人でお酒を』

 1963年に発売した『こんにちは赤ちゃん』の大ヒットで知られる自身のオリコン集計内最大のヒット曲。『こんにちは赤ちゃん』が大ヒットしてから人気歌手の地位を得たものの、一発屋の感じも否めず11年が経過していた。そんな中、そのイメージを脱することができる曲というリクエストに対し、お酒好きの君にぴったりだと作詞の山上路夫が書き上げたのが本作である。本曲で5年ぶりの紅白出場が叶った他、日本歌謡大賞の放送音楽賞などの音楽賞を多く獲得した。

25位 山本コータローとウィークエンド『岬めぐり』

 ソルティー・シュガーのメンバーとして活動していた他、後年には『渡る世間は鬼ばかり』にも出演した山本コータローが、フォークグループを結成し世に送り出したデビュー曲。作詞の山上路夫は全国の岬を歩き回って、その中から三浦半島を舞台に本作を書き上げた。この縁から三崎口の接近メロディーに本曲が使用されていた時期があった。なお、本曲を歌唱する際には、先に歌詞を言って後追いで歌うというスタイルが話題になった。

37位 ダ・カーポ『結婚するって本当ですか』

 男女デュオのフォークグループである彼ら最大のヒット曲。オリコン週間チャートでは8位止まりだったものの、本年の年間チャートでは35位にランクインするなどスマッシュヒットとなった。なお、彼らは本曲発売から6年後に結婚しており、以降は夫婦デュオとして活動している。

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