KinKi Kidsの楽曲人気ランキング

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計方法の詳細→本ブログの集計方法

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万枚)

以下が合計ポイント20万ポイントを超えたKinKi Kidsの楽曲人気ランキングである

 曲名RCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
1位硝子の少年0179.1003.9183.097.
07.21
2位愛されるより 愛したい0164.4001.3165.897.
11.12
3位全部だきしめて0115.9000.7116.698.
07.29
4位青の時代0115.9000.7116.698.
07.29
5位フラワー0104.5001.7106.399.
05.26
6位ジェットコースター・ロマンス093.4000.894.298.
04.22
7位ボクの背中には羽根がある091.9001.693.601.
02.07
8位夏の王様087.4001.789.200.
06.21
9位もう君以外愛せない087.4000.788.100.
06.21
10位雨のMelody085.1002.187.399.
10.06
11位やめないで,PURE065.2001.066.399.
02.24
12位シンデレラ・クリスマス061.4000.762.198.
12.09
13位情熱059.4000.560.001.
05.23
14位Anniversary052.5001.854.404.
12.22
15位好きになってく 愛してく/KinKiのやる気まんまんソング052.500052.500.
03.08
16位Hey! みんな元気かい?041.8000.342.101.
11.14
17位薄荷キャンディー038.8000.739.503.
08.13
18位永遠のBLOODS036.200036.203.
04.09
19位カナシミ ブルー032.9000.933.902.
05.02
20位solitude 〜真実のサヨナラ〜032.8000.233.102.
10.23
21位ね、がんばるよ。032.6000.232.904.
01.15
22位SNOW! SNOW! SNOW!031.7000.232.005.
12.21
23位ビロードの闇031.900031.905.
06.15
24位夏模様031.000031.006.
07.26
25位心に夢を君には愛を/ギラ☆ギラ030.000030.003.
06.18
26位Harmony of December030.000030.006.
11.29
27位永遠に022.900022.907.
09.12
28位Secret Code022.400022.408.
08.27
29位BRAND NEW SONG022.300022.307.
04.25
30位約束021.000021.009.
01.28

 KinKi Kidsは、堂本光一と堂本剛のデュオで、デビューシングルから全てのシングルでオリコン週間チャートの1位を獲得してギネス記録に認定されているアーティストである。ダブルミリオンポイント達成曲はないものの、ミリオンポイント達成曲数は5曲、50万ポイント超えは15曲、20万ポイント超えは30曲となっている。そんな彼らの歴史を振り返っていこう。

デビューから大ヒット

デビューした1997年と100万枚限定生産シングルのリリースがあった1998年の20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り

曲名RCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
硝子の少年0179.1003.9183.097.
07.21
愛されるより 愛したい0164.4001.3165.897.
11.12
ジェットコースター・ロマンス093.4000.894.298.
04.22
全部だきしめて0115.9000.7116.698.
07.29
青の時代0115.9000.7116.698.
07.29
シンデレラ・クリスマス061.4000.762.198.
12.09

 1997年7月、シングル『硝子の少年』アルバム「A album」を同日発売してデビューした。シングル『硝子の少年』は、オリコン週間チャートで3週連続1位を記録して、累計売上は当時アイドルのデビュー曲1位となる約179万枚となった。現STARTO社のアーティストでは『スニーカーぶる~す』以来のミリオンセラーを達成して華々しいデビューとなった。またアルバム「A album」も約103万枚のミリオンセラーとなり、現STARTO社のアーティスト初のアルバムミリオンを記録した。11月には、最高視聴率18.4%を記録した二人で主演を務めた日テレドラマ「ぼくらの勇気 未満都市」の主題歌となった楽曲『愛されるより 愛したい』をリリース、ドラマのヒットに華々しいデビューも助け、約164万枚を売り上げるミリオンセラーとなった。

 1998年に入ると4月に、二人で出演したANAのキャンペーンCMソングで、当初デビュー曲になる予定だった『ジェットコースター・ロマンス』を発売、売上約93万枚となった。7月には、自身がメインで出演していたフジテレビのバラエティ番組「LOVE LOVE あいしてる」のテーマソングで、同番組に出演していた吉田拓郎の楽曲をカバーした『全部だきしめて』と、堂本剛が主演を務めたTBSドラマ「青の時代」の主題歌『青の時代』の両A面シングルをリリース、約115万枚の売上を記録して、再びのミリオンセラーを達成した。そこから2週間で、アルバム「B album」を発表して、約86万枚を売り上げた。12月には、100万枚限定生産シングルと題して、両A面シングル『Happy Happy Greeting/シンデレラ・クリスマス』を発売、約61万枚の売上となった。なお前者は、再生数が足らずYMPの集計対象外となっている。

シングル・アルバムともに最後のミリオンセラー

シングル最後のミリオンセラーとなった1999年とアルバム最後のミリオンセラーとなった2000年の20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り

曲名RCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
やめないで,PURE065.2001.066.399.
02.24
フラワー0104.5001.7106.399.
05.26
雨のMelody085.1002.187.399.
10.06
好きになってく 愛してく/KinKiのやる気まんまんソング052.500052.500.
03.08
夏の王様087.4001.789.200.
06.21
もう君以外愛せない087.4000.788.100.
06.21

 1999年には2月に、最高視聴率19.0%を記録した堂本剛主演の日テレドラマ「君といた未来のために 〜I’ll be back〜」の主題歌となった『やめないで,PURE』をリリース、約65万枚の売上となった。5月には、二人で出演したANAのキャンペーンCMソング『フラワー』を発売、約104万枚を売り上げて、シングル最後のミリオンセラーとなった。8月、アルバム「C album」を発表して、約81万枚の売上を記録した。10月には、自身としては珍しいダンスナンバー『雨のMelody』をリリース、約85万枚の売上となった。

 2000年に入ると3月、両A面シングル『好きになってく 愛してく/KinKiのやる気まんまんソング』を発売、売上は約52万枚となった。前者は「LOVE LOVE あいしてる」のテーマソング、後者は「ちびまる子ちゃん」の6代目オープニングテーマとなっている。5月には、初のベストアルバム「KinKi Single Selection」を発表して、約125万枚を売り上げて自身最後のミリオンセラーとなった。6月、前作と同じく両A面シングルとなった『夏の王様/もう君以外愛せない』をリリース、約87万枚の売上となった。前者は最高視聴率20.4%を記録した堂本剛主演のTBSドラマ「Summer Snow」の主題歌で、後者は堂本光一主演の日テレドラマ「天使が消えた街」の主題歌である。なお、本シングル以降の全ての作品はセルフプロデュースとなっている。12月には、アルバム「D album」を発表して、約50万枚を売り上げた。

セールス減少期

セールス減少期となった2001年と2002年の20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り

曲名RCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
ボクの背中には羽根がある091.9001.693.601.
02.07
情熱059.4000.560.001.
05.23
Hey! みんな元気かい?041.8000.342.101.
11.14
カナシミ ブルー032.9000.933.902.
05.02
solitude 〜真実のサヨナラ〜032.8000.233.102.
10.23

 2001年になると2月に、最高視聴率18.4%を記録した堂本剛主演の日テレドラマ「向井荒太の動物日記 〜愛犬ロシナンテの災難〜」の主題歌となった『ボクの背中には羽根がある』をリリース、売上は約91万枚となり、21世紀に発売した自身の楽曲では最大の売上となった。5月には、最高視聴率16.6%を記録した堂本光一主演の関テレ・フジ系列ドラマ『ルーキー!』の主題歌『情熱』を発売、ドラマが大きなヒットとならなかったことも影響したのか前作から売上が大幅に下落して約59万枚となった。7月、アルバム「E album」を発表して、約52万枚を売り上げた。11月には、最終回視聴率17.1%を記録した堂本光一主演のTBS日曜劇場「ガッコの先生」の主題歌に使用された『Hey! みんな元気かい?』をリリース、CDからDLへの市場移行期が迫っていた頃だったこともあり、ドラマのヒットがあったものの売上は約41万枚まで落ち込んだ。なお本曲のB面だったのが、自身の大人気バラード曲で、YouTubeのMV再生回数が自身の楽曲では『硝子の少年』の次に多い『愛のかたまり』である。

 2002年に突入すると5月、二人で出演したUCカードのCMソング『カナシミ ブルー』を発売、CD市場衰退の影響も受けてさらにCD売上が減少して、約32万枚となった。10月には、最高視聴率13.9%を記録した深田恭子が主演を務め堂本光一が出演した日テレドラマ「リモート」の主題歌で、堂本光一が作詞作曲を担当した楽曲『solitude 〜真実のサヨナラ〜』をリリース、売上は前作とほぼ変わらず約32万枚を記録した。12月、アルバム「F album」を発表して、約39万枚を売り上げた。なお本作品が、自身のシングル及びアルバム作品の中で唯一、オリコンチャートの1位を逃した作品である。

大人気ラブバラード曲誕生

活動が安定していた2003年と大人気ラブバラード曲が誕生した2004年の20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り

曲名RCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
永遠のBLOODS036.200036.203.
04.09
心に夢を君には愛を/ギラ☆ギラ030.000030.003.
06.18
薄荷キャンディー038.8000.739.503.
08.13
ね、がんばるよ。032.6000.232.904.
01.15
Anniversary052.5001.854.404.
12.22

 2003年には4月に、堂本光一が出演したコカ・コーラのCMソング『永遠のBLOODS』をリリース、約36万枚を売り上げた。6月には3年ぶりの両A面シングル『心に夢を君には愛を/ギラ☆ギラ』を発売して、約30万枚の売上となった。8月、最高視聴率18.6%を記録した堂本剛主演のTBS日曜劇場「元カレ」の主題歌『薄荷キャンディー』をリリースして、売上約38万枚を記録した。さらに10月、アルバム「G album -24/7-」を発表、売上が約32万枚となった。

 2004年に入ると1月に、DREAMS COME TRUEの二人から提供された楽曲『ね、がんばるよ。』を発売、約32万枚を売り上げた。ここからソロ活動の本格化もあってリリース間隔が開いた。そんな中12月には、シングル『Anniversary』ベストアルバム「KinKi Single Selection Ⅱ」を同日発売した。シングルはストレートな歌詞が人気を集めて、売上約52万枚となって自身最後となる50万枚超えを達成した。アルバムも約54万枚の売上を記録して、同じく自身最後となる50万枚超えとなっている。

セールス安定期から初動売上に対する2週目売上がついに1/10を記録

セールス安定期に突入した2005年から初動売上に対する2週目売上がついに1/10を記録した2009年までの20万ポイントを超えた楽曲の発売順は以下の通り

曲名RCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
ビロードの闇031.900031.905.
06.15
SNOW! SNOW! SNOW!031.7000.232.005.
12.21
夏模様031.000031.006.
07.26
Harmony of December030.000030.006.
11.29
BRAND NEW SONG022.300022.307.
04.25
永遠に022.900022.907.
09.12
Secret Code022.400022.408.
08.27
約束021.000021.009.
01.28

 2005年には6月に、久々のダンスナンバーと銘打った『ビロードの闇』をリリースして、約31万枚の売上となった。11月、アルバム「H album -H・A・N・D-」を発表して、売上約31万枚を記録した。12月には、カラオケ機器「UGA」のCMソングで秋元康が作詞に参加した『SNOW! SNOW! SNOW!』を発売、約31万枚を売り上げた。なお本曲は、カラオケ機器のタイアップだったため、発売日から10日間限定でPVが配信された。2006年に入ると7月に、堂本剛がメインパートを、堂本光一がハモリパートを歌い担当を明確に分けた楽曲『夏模様』をリリース、約31万枚を売り上げた。11月には、アルバム「I album -iD-」の先行シングルとして『Harmony of December』を発売、約30万枚の売上となった。12月、アルバム「I album -iD-」を発表して、売上約28万枚を記録した。

 2007年は4月に、二人で出演した十六茶のCMソング『BRAND NEW SONG』をリリース、約22万枚の売上となった。7月には、10周年記念のベストアルバムで、ファン投票の10曲、二人が選んだ14曲ずつに新曲を加えた全39曲を収録した「39」を発表して、約45万枚の売上を記録した。なお、ファン投票の1位・2位は『愛のかたまり』と『Anniversary』が獲得しており、二人の声から伝わるラブバラードがいかに人気を集めているかがよく分かる結果となった。9月、徳永英明が作曲で参加した『永遠に』を発売して、約22万枚を売り上げた。11月には、アルバム「Φ」を発表、約23万枚の売上となった。2008年はシングル・アルバムを通じて発売されたのが、シングル『Secret Code』のみとなり、約22万枚を売り上げた。2009年に入ると1月、シングル『約束』をリリース、約21万枚の売上となった。10月には、『薄荷キャンディー』以来となる松本隆を作詞に迎えたシングル『スワンソング』を発売したが、本作以降のシングルは全て初動売上に対する2週目売上がついに1/10を記録、CD売上がそもそも約18万枚にとどまったうえ、CDPは約10万ポイントに下落した。12月、アルバム「J album」を発表して、約20万枚を売り上げた。

2010年以降

 2010年以降は20万ポイントを超える楽曲が誕生しておらず、アルバム売上も20万枚を超えた作品はない。2010年以降にCD売上が25万枚を超えたシングルは、自身唯一となる4形態シングルで2022年7月に発売した『Amazing Love』のみである。なお2010年以降に発売したアルバムは全作品が売上10万枚台となっている。現在も、コアなファンを大切にしながら仲良くスローペースで活動を続けている。以上が、90年代後半から00年代半ばにかけてヒット曲を連発したKinKi Kidsの歴史である。この歴史を踏まえて、彼らの楽曲を聞きたくなった人には、本ランキングにランクインした全曲を聴くことができる2017年発売の20周年ベスト「The BEST」が良いだろう。

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