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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520
集計方法の詳細→本ブログの集計方法
集計期間
RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む
DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで
YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント
※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。
・単位は全て(万ポイント)
本ランキングの注意点:後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。
以下が1969年発売の楽曲人気ランキングTOP50である
曲名 | アーティスト | RCP | CDP | DLP | STP | YMP | 合計P | 発売日 | |
1位 | 黒ネコのタンゴ | 皆川おさむ | 335.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 335.2 | 69. 10.05 |
2位 | 夜明けのスキャット | 由紀さおり | 163.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 163.5 | 69. 03.10 |
3位 | 港町ブルース | 森進一 | 160.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 160.2 | 69. 04.15 |
4位 | 池袋の夜 | 青江三奈 | 156.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 156.5 | 69. 07.01 |
5位 | ドリフのズンドコ節 | ザ・ドリフターズ | 121.0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 121.0 | 69. 11.01 |
6位 | 禁じられた恋 | 森山良子 | 118.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 118.1 | 69. 03.25 |
7位 | 長崎は今日も雨だった | 内山田洋とクール・ファイブ | 109.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 109.1 | 69. 02.01 |
8位 | 逢わずに愛して | 内山田洋とクール・ファイブ | 104.7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 104.7 | 69. 12.05 |
9位 | 今日でお別れ | 菅原洋一 | 94.4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 94.4 | 69. 12.25 |
10位 | 時には母のない子のように | カルメン・マキ | 93.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 93.2 | 69. 02.21 |
11位 | 風 | はしだのりひことシューベルツ | 87.4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 87.4 | 69. 01.10 |
12位 | 人形の家 | 弘田三枝子 | 85.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 85.5 | 69. 07.01 |
13位 | 君は心の妻だから/泣いた日もある | 鶴岡雅義と東京ロマンチカ | 85.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 85.2 | 69. 02.10 |
14位 | 白い色は恋人の色 | ベッツィ&クリス | 83.4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 83.4 | 69. 10.01 |
15位 | 恋の奴隷 | 奥村チヨ | 78.0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 78.0 | 69. 06.01 |
16位 | なみだの季節 | ピンキーとキラーズ | 77.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 77.2 | 69. 01.01 |
17位 | 愛の化石 | 浅丘ルリ子 | 74.8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 74.8 | 69. 08.05 |
18位 | 雪が降る | アダモ | 71.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 71.2 | 69. 06.01 |
19位 | 花と涙 | 森進一 | 70.4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70.4 | 69. 10.05 |
20位 | 国際線待合室 | 青江三奈 | 69.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 69.5 | 69. 12.25 |
21位 | いいじゃないの幸せならば | 佐良直美 | 66.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 66.1 | 69. 07.15 |
22位 | 仁義 | 北島三郎 | 63.8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 63.8 | 69. 04.01 |
23位 | あなたの心に | 中山千夏 | 63.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 63.1 | 69. 09.01 |
24位 | 西暦2525年 | ゼーガーとエバンズ | 57.8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 57.8 | 69. 08.10 |
25位 | 新宿の女 | 藤圭子 | 56.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 56.1 | 69. 09.25 |
26位 | 知らなかったの | 伊東ゆかり | 56.0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 56.0 | 69. 02.01 |
27位 | Aquarius | フィフス・ディメンション | 55.6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 55.6 | 69. 05.01 |
28位 | 或る日突然 | トワエモア | 52.6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 52.6 | 69. 05.10 |
29位 | La pioggia | ジリオラ・チンクェッティ | 51.6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 51.6 | 69. 03.20 |
30位 | Early in the morning | クリフ・リチャード | 51.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 51.1 | 69. 09.21 |
31位 | おんな | 森進一 | 50.7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50.7 | 69. 07.25 |
32位 | トレイン | 1910 フルーツガム・カンパニー | 50.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50.5 | 69. 10.10 |
33位 | 昭和ブルース | ザ・ブルーベル・シンガーズ | 49.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 49.5 | 69. 07.05 |
34位 | 七色のしあわせ | ピンキーとキラーズ | 49.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 49.2 | 69. 04.20 |
35位 | 初恋のひと | 小川知子 | 48.9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 48.9 | 69. 01.21 |
36位 | シバの女王 | レイモン・ルフェーブル | 48.3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 48.3 | 69. 06.02 |
37位 | 別れのサンバ | 長谷川きよし | 46.5 | 0 | 0 | 0 | 0.5 | 47.1 | 69. 07.25 |
38位 | 雲にのりたい | 黛ジュン | 45.7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 45.7 | 69. 06.01 |
39位 | フランシーヌの場合 | 新谷のり子 | 45.6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 45.6 | 69. 06.15 |
40位 | 恋人 | 森山良子 | 44.9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 44.9 | 69. 12.20 |
41位 | スマイル・フォー・ミー | ザ・タイガース | 42.6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 42.6 | 69. 07.25 |
42位 | ふたりのシーズン | ザ・ゾンビーズ | 41.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 41.1 | 69. 03.21 |
43位 | 美しき愛の掟 | ザ・タイガース | 40.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40.1 | 69. 04.05 |
44位 | 恋泥棒 | 奥村チヨ | 39.9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 39.9 | 69. 10.01 |
45位 | 夜と朝のあいだに | ピーター | 39.4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 39.4 | 69. 10.01 |
46位 | Love Me Tonight | トム・ジョーンズ | 39.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 39.2 | 69. 06.20 |
47位 | ミヨちゃん | ザ・ドリフターズ | 38.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 38.1 | 69. 05.01 |
48位 | 私が死んだら | 弘田三枝子 | 37.3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 37.3 | 69. 12.10 |
49位 | 今日からあなたと | いしだあゆみ | 36.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 36.5 | 69. 08.01 |
50位 | 喧嘩のあとでくちづけを | いしだあゆみ | 35.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 35.1 | 69. 11.20 |
本年は、ミリオンポイント達成曲数が前年から2曲増加して8曲となった。2年連続でトリプルミリオンポイントを記録し、演歌や歌謡曲を抑えて童謡が年間1位になった。前年に引き続き、GSが好調なヒットを飛ばした。演歌や歌謡曲もヒットが多く、特に本年デビューした内山田洋とクール・ファイブは、デビュー曲を含め2曲がミリオンポイントを達成し、いきなり年間TOP10にランクインした。
本年活躍したアーティスト (五十音順)
青江三奈
いしだあゆみ
内山田洋とクールファイブ
ザ・タイガース
ピンキーとキラーズ
森進一
年間TOP50ランクイン曲 PICK UP 解説
5位 皆川おさむ『黒ネコのタンゴ』
「大人のための子供のうた」をキャッチコピーに発売された楽曲。本曲のプロデューサーが、ひばり児童合唱団にリリースのオファーをしたため、本団体の主宰者の甥であった皆川おさむが歌うことになった。1969年から1970年にかけて14週に渡ってオリコン週間1位を獲得した。その結果、年間チャートの1969年5位→1970年1位と推移するに至った。RC売上は約223万枚で、換算の合計ポイントは300万ポイントを超える大ヒットを記録した。なお、本曲発売当時、童謡は物品税非課税の扱いになっており、本曲を物品税の課税対象にするかどうかという議論が起こったらしい。
2位 由紀さおり『夜明けのスキャット』
深夜のラジオのために本曲の1番(「ルールルル」の部分)だけが作られて放送された。しかし、放送開始後、リスナーから本曲への問い合わせが殺到し、レコード化が決定した。由紀さおり自身は、本名での歌手活動に区切りを付けていたタイミングでもあり、再デビューに消極的だったが、作曲を担当したのいずみたくが説得し、レコードの発売に至った。オリコン週間チャートでは8週連続1位を記録し、同年の年間チャート1位を獲得した。
5位 ザ・ドリフターズ『ドリフのズンドコ節』
コントグループのイメージが強い彼らが、本業である歌で人気を獲得し大ヒットとなった楽曲。1番を加藤、2番を仲本、3番を高木、4番を荒井、5番をいかりや、6番を全員で歌った。志村が加入してからは、4番を志村が担当した。週間チャートは2位止まりとなったが、翌年のオリコン年間チャート2位となった。
6位 森山良子『禁じられた恋』
『さとうきび畑』の歌唱や『涙そうそう』の作詞で知られる森山良子の最大のヒット曲となった楽曲。1967年デビュー以降のフォーク楽曲とは一線を画し、歌謡曲路線で勝負し大ヒットした。自身は、本曲で自身初となる紅白歌合戦に出場した。なお、本年に発売した『恋人』も40位にランクインしている。
9位 菅原洋一『今日でお別れ』
本曲は、1967年にも発売されていたが、自身の代表曲の1つである1965年発売曲『知りたくないの』がロングヒット中だったこともあり、ヒットには至らなかった。しかし、1969年に森岡賢一郎のアレンジによるニューバージョンが作成され再発売となった。この再発売盤が年明けから、瞬く間に大ヒットを記録し、1970年のレコード大賞の大賞を受賞するまでになった。多くの歌手にカバーされ、長年愛される自身の代表曲の1つとなった。
10位 カルメン・マキ『時には母のない子のように』
寺山修司が主宰する劇団「天井桟敷」に新人俳優とした入団したカルメン・マキのデビュー曲として企画され、リリースされた楽曲。作詞は寺山が手掛けており、作曲は寺山の秘書が行った。リリース当時17歳だったものの、彼女の大人っぽさが曲のアクセントとなり、見事に大ヒットを果たした。
12位 弘田三枝子『人形の家』
1961年にデビューし、60年代前半にヒット曲が多く、60年代初頭のアメリカンポップスを歌うという古いイメージがつきまとっていた彼女の印象を大きく変化させることになった楽曲。オリコンの週間チャートでは3週に渡り1位を獲得して、同年の年間チャートでは18位となった。また、本年に発売した楽曲『私が死んだら』も本ランキングの48位にランクインしている。ちなみに、サザンオールスターズのヒット曲『チャコの海岸物語』の歌詞に出てくるミーコとは彼女のことだと言われている。
15位 奥村チヨ『恋の奴隷』
黛ジュン・小川知子と並び「東芝3人娘」と称された自身の最大のヒット曲となった楽曲。本ランキングで44位にランクインした『恋泥棒』と、翌年発売の『恋狂い』と本曲をあわせて、「恋3部作」とも呼ばれ、この3曲は特に人気を集めた。しかし、同年の紅白歌合戦では、『恋の奴隷』の歌詞が過激とのことで、歌唱することが叶わず『恋泥棒』を歌唱することになった。
21位 佐良直美『いいじゃないの幸せならば』
自身の歌手デビュー曲で大ヒットとなった『世界は二人のために』と同じく、いずみたくが作曲を担当した楽曲。オリコンチャートは週間2位止まりだったがヒットを記録し、レコード大賞では本年の大賞を受賞した。2年前に『世界は二人のために』で新人賞を獲得しており、同賞で2冠を達成したのは、女性初の快挙となった。(男性では橋幸夫が『潮来笠』と『霧氷』で達成済み)
23位 中山千夏『あなたの心に』
芸術座で披露された『がめつい奴』に出演し、名子役として脚光を浴びた自身のデビュー曲。作詞は自身で手掛け、作曲は後年に山口百恵やピンク・レディーなどの名曲を次々作曲する都倉俊一が行った。都倉は、本曲が作曲家デビューの曲であり、出世作ともなった。オリコンの年間売上は、発売が9月だったこともあり47位にとどまったが、本ランキングでは、この順位まで上昇した。
28位 トワ・エ・モア『或る日突然』
札幌五輪のテーマ曲『虹と雪のバラード』でも知られるフォークデュオであるトワ・エ・モアのデビュー曲にして、自身最大のヒット曲となった楽曲。オリコンチャートは4位止まりとなったが、同年の年間売上23位にランクインした。24年後には、吉田栄作主演の日テレドラマ「嘘つきは夫婦のはじまり」のオープニングテーマに使用された。
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