1999年発売の楽曲人気ランキングTOP50

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計方法の詳細→本ブログの集計方法

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万ポイント)

ランキング注意点:後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。

以下が1999年発売の楽曲人気ランキングTOP50である

 曲名アーティストRCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
1位だんご3兄弟速水けんたろう、茂森あゆみ0291.8000291.899.
03.03
2位First Love (Remastered 2014との合算)宇多田ヒカル080.433.548.718.6181.399.
04.28
3位Addicted To You宇多田ヒカル0178.4001.9180.399.
11.10
4位Winter, againGLAY0164.20010.5174.799.
02.03
5位LOVEマシーンモーニング娘。0164.7004.4169.299.
09.09
6位energy flow (ウラBTTB)坂本龍一0155.0000.3155.399.
05.26
7位Love, Day After Tomorrow倉木麻衣0138.56.702.0147.399.
12.08
8位Movin’ on without you宇多田ヒカル0122.6003.1125.799.
02.17
9位HEAVEN’S DRIVEL’Arc〜en〜Ciel0112.36.700.2119.399.
04.21
10位A・RA・SHI097.309.810.7117.999.
11.03
11位本能椎名林檎099.76.707.3113.899.
10.27
12位大泉逸郎0112.9000.5113.499.
04.21
13位ちょこっとLOVEプッチモニ0112.3000112.399.
11.25
14位GardenSugar Soul feat.Kenji092.216.900109.299.
09.08
15位Squall福山雅治090.317.000.9108.299.
11.17
16位フラワーKinKi Kids0104.5001.7106.399.
05.26
17位Boys & Girls浜崎あゆみ0103.7002.4106.299.
07.14
18位ここではない、どこかへGLAY092.1001.293.399.
08.25
19位Grateful DaysDragon Ash092.100092.199.
05.01
20位サバイバルGLAY089.5000.990.499.
05.19
21位HEAVEN福山雅治090.300090.399.
11.17
22位雨のMelodyKinKi Kids085.1002.187.399.
10.06
23位BE TOGETHER (ORIGINAL MIX)鈴木あみ086.900086.999.
07.14
24位あなたのキスを数えましょう 〜You were mine〜小柳ゆき073.66.800.981.399.
09.15
25位AS TIME GOES BYhiro081.200081.299.
08.18
26位ギリギリchopB’z080.4000.681.199.
06.09
27位朝がまた来るDREAMS COME TRUE070.96.701.479.199.
01.20
28位Let yourself go, Let myself goDragon Ash068.96.701.076.699.
03.03
29位PiecesL’Arc〜en〜Ciel073.4000.473.999.
06.02
30位Love 〜Destiny〜浜崎あゆみ068.9000.269.299.
04.14
31位春〜Spring〜Hysteric Blue066.700066.799.
01.21
32位やめないで,PUREKinKi Kids065.2001.066.399.
02.24
33位I Want It That Wayバックストリート・ボーイズ00.843.89.79.764.199.
04.28
34位アポロポルノグラフィティ042.216.804.363.499.
09.08
35位あの紙ヒコーキ くもり空わって19 (ジューク)055.66.90062.699.
03.20
36位Precious TimeSPEED062.200062.299.
02.17
37位Long Way HomeSPEED061.300061.399.
11.03
38位I LOVE HIP HOPDragon Ash058.8000.259.099.
05.01
39位Sunny Day Sundayセンチメンタル・バス050.96.700.858.599.
08.04
40位なぜ…Hysteric Blue058.400058.499.
07.28
41位Breakin’ out to the morningSPEED058.200058.299.
05.19
42位カブトムシaiko024.16.819.65.856.599.
11.17
43位Driver’s HighL’Arc〜en〜Ciel034.016.805.256.199.
08.11
44位GOLD FINGER ’99 (同年Re-Mix盤との合算)郷ひろみ054.700054.799.
07.23
45位my first love上原多香子053.000053.099.
03.25
46位LOVE FLIESL’Arc〜en〜Ciel051.400051.499.
10.27
47位Next 100 YearsJ-FRIENDS051.300051.399.
12.22
48位RESPECT the POWER OF LOVE安室奈美恵049.100049.199.
03.17
49位ラストツアー 〜約束の場所へ〜Blume of Youth047.600047.699.
12.01
50位光の射す方へMr.Children045.5001.346.899.
01.13

 本年は、ミリオンポイント達成曲数が前年から3曲減少し17曲となった。ダブルミリオン達成曲は前年と同じく1曲となり、2位に大差を付けて年間1位を獲得した。前年にデビューし、いきなり年間1位を獲得した宇多田ヒカルをはじめとして、「98年デビュー組」と呼ばれるアーティストなど、女性ソロ歌手がチャートを席巻した。また、GLAY・ラルクを中心としたバンドブームが引き続き好調で、本年も両者がTOP10にランクインしている。また、伝説の国民的アイドル嵐がデビューした年でもあり、デビュー曲は本ランキングTOP10入りを果たし、ミリオンポイントを達成している。

本年活躍したアーティスト (五十音順)

宇多田ヒカル

KinKi Kids

倉木麻衣

GLAY

SPEED

Dragon Ash

モーニング娘。

L’Arc〜en〜Ciel

年間TOP50ランクイン曲 PICK UP 解説

1位 速水けんたろう、茂森あゆみ『だんご3兄弟』

 NHK教育テレビ(現:Eテレ)で放送している「おかあさんといっしょ」のオリジナルナンバー。当時の歌のお兄さん・速水けんたろうと、当時の歌のお姉さん・茂森あゆみが歌唱を担当した。同番組のオリジナル曲では、初めてとなるCDシングル化が実現し、大ブームを巻き起こした。その結果、次々に記録を樹立し、Mr.Childrenの「名もなき詩」以来となる2作目の初動ミリオンを達成し、累計売上はトリプルミリオンに迫る約291万枚となった。同年のオリコン年間チャートは、同じく初動ミリオンを達成した『Addicted To You』に大差を付けて1位を獲得した。一方でブームは子どもだけにとどまり、『およげ! たいやきくん』ほどの売上には満たなかった。なお、歌唱した2人は、童謡では珍しく歌唱印税をもらった。

6位 坂本龍一『energy flow (ウラBTTB)』

 三共「リゲインEB錠」のCMソングに使用された楽曲。CMのために30秒だけ作った楽曲だったが、CM放送後に評判になるとCD発売が決定した。そこで急遽他のパートを追加し仕上げた。インストゥルメンタルのシングルでは初かつ唯一となるオリコン週間チャートの1位を獲得し、4週連続の記録となった。同年の年間チャートでは4位にランクインした。なお、BTTBとは「Back To The Basic (原点回帰)」の意味である。

12位 大泉逸郎『孫』

 1990年前後からインディーズで活動していた自身のメジャーデビュー曲。本曲自体は1994年に製作された楽曲で、1994年に生まれた初孫のあまりの可愛さに、自身の友人である荒木良治に作詞を依頼し、自身で作曲を務めた。メジャーデビューしてから1ヶ月後に、NHKのど自慢で出演者が歌ったことで問い合わせが殺到し人気が沸騰した。オリコン週間チャートの最高順位は3位を記録し、年間チャートでは2000年の11位にランクインした。なお、平成に発売された演歌の中ではCDの売上枚数が一番多い。

13位 プッチモニ『ちょこっとLOVE』

 テレビ東京で放送されていたバラエティ番組「アイドルをさがせ!」のオープニングテーマ使用された楽曲。モーニング娘。に所属していた後藤真希・保田圭・市井紗耶香の3人で結成した派生ユニットの1枚目のシングルで、モーニング娘。の同年のヒット曲である『LOVEマシーン』の初動売上を上回る初動売上を記録した。オリコン週間チャートでは2週連続の1位を獲得し、年間チャートでは2000年の9位にランクインした。なお、本曲が2000年代に突入して最初にミリオンセラーを達成したシングルとなった。

14位 Sugar Soul feat.Kenji『Garden』

 日本におけるR&Bの最初の大ヒットともいえる楽曲。Sugar Soulのボーカルを務めるAIKOが、Dragon Ashのボーカルである降谷建志をゲストに迎えて製作した。お互いに相手の音楽性に興味を示しており、お互いの共通の知人を通してコラボレーションが実現した。オリコン週間チャートでは最高順位2位を記録し、年間チャートでは1999年の22位にランクインした。後年には、May.Jにカバー版もヒットを記録している。

25位 hiro『AS TIME GOES BY』

 奥菜恵が主演したテレ朝ドラマ「天国のKiss」の主題歌に起用された楽曲。伝説のダンス&ボーカルグループであるSPEEDの最年少メンバーで、高音ボーカルで人気を博した自身のソロ1枚目のシングルである。オリコン週間チャートは2位止まりだったものの、同年に発売したSPEEDの楽曲を上回る売上を記録し、年間チャートでは同年の18位にランクインした。なお、自身も本ドラマの1話にゲスト出演している。

31位 Hysteric Blue『春 〜Spring〜』

 本グループでドラムを担当しており当時高校生だったメンバーのたくやが、世界史の授業中に作った楽曲。女性視点の丁寧に描きあげられた歌詞から、ボーカルのTamaが作った曲だと勘違いするファンも少なくなかった。オリコン週間チャートの最高順位は5位ながら、ロングヒットを記録して、バンドの名前を世に知らしめた楽曲であり、自身最大のヒット曲となった。なお、彼らは本ランキングの40位にも『なぜ…』をランクインさせており、本年大活躍だった。

33位 バックストリート・ボーイズ『I Want It That Way』

 アメリカの5人組バンドである彼らの最大のヒット曲。アルバム「ミレニアム」の先行シングルとして発売された。ラジオでリクエストが殺到したことで人気に火がつき、グラミー賞の多くの部門にノミネートするほどのヒットになった。日本では、DL市場で人気が顕著になり、レコード協会のDL認定では50万DLが認定されている。またST認定でも5000万回の認定を記録しており、幅広い世代に愛される名曲である。

35位 19(ジューク)『あの紙ヒコーキ くもり空わって』

 当時の若い世代から多くの支持を集めてヒット曲を連発したデュオである彼らの最大のヒット曲。オリコン週間チャートの最高順位は6位で、年間チャートでは同年の38位にランクインしている。DLでも10万DL認定を記録しており、本ランキングにランクインした。本曲でブレイクした彼らは、次作の『すべてへ』で自身唯一となるオリコン週間チャート1位を獲得した他、翌年にかけて次々に3〜40万枚のヒットを記録した。

39位 センチメンタル・バス『Sunny Day Sunday』

 大塚製薬「ポカリスエット」のCMソングに使用された楽曲。オリコン週間チャートでは最高順位4位を記録し、年間チャートでは同年の39位にランクインした。三三七拍子の曲調が特徴で、テレビアニメ「巨人の星」の効果音を多くサンプリングしている。このような作りの曲であることも一因となり、高校野球をはじめとして応援歌の定番ソングに挙げられる同バンドの代表曲である。

49位 Blume of Youth『ラストツアー 〜約束の場所へ〜』

 広島出身で同級生だった、ボーカル担当で作詞を担当する別所悠二と、ギターやピアノ担当で作曲を担当する松ヶ下宏之が結成したユニット。1995年にデビューするもヒットに恵まれず、1998年の年末に契約を打ち切られてしまった。そんな中、1999年に日テレのバラエティ番組「雷波少年」の企画に参加した。その企画は、生活費や旅費をストリートライブで稼ぎ、シベリア鉄道の各駅を旅しながら一曲作り上げて、その一曲だけを持って1万人規模の日本武道館ライブを開催し、1万人が動員できなければ解散しなければならないというものだった。そして、この旅で完成した楽曲が本曲である。この曲を持って行ったライブでは2万人を超える観客を動員して再出発を果たした。オリコン週間チャートの最高順位は2位を記録している。

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