1993年発売の楽曲人気ランキングTOP50

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計方法の詳細→本ブログの集計方法

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万ポイント)

ランキング注意点:後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。

以下が1993年発売の楽曲人気ランキングTOP50である

 曲名アーティストRCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
1位YAH YAH YAHCHAGE&ASKA0241.8004.7246.593.
03.03
2位TRUE LOVE藤井フミヤ0202.316.802.8222.093.
11.10
3位ロードTHE虎舞竜0199.717.001.6218.493.
01.21
4位愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけないB’z0202.16.701.4210.393.
03.17
5位ロマンスの神様広瀬香美0174.816.79.76.5207.993.
12.01
6位負けないで (20年の再発売盤との合算)ZARD0164.516.8010.1191.593.
01.27
7位エロティカ・セブンサザンオールスターズ0174.26.700180.993.
07.21
8位裸足の女神B’z0173.5000.8174.493.
06.02
9位Get Along Together (同年9月ニューバージョンとの合算)山根康広0139.17.002.7148.893.
01.21
10位真夏の夜の夢松任谷由実0143.2004.7147.993.
07.26
11位揺れる想い (20年の再発売盤との合算)ZARD0139.6006.2145.993.
05.19
12位時の扉WANDS0144.2000144.293.
02.26
13位このまま君だけを奪い去りたいDEEN0129.36.803.5139.793.
03.10
14位CROSS ROADMr.Children0125.5000.8126.493.
11.10
15位あなただけ見つめてる大黒摩季0123.6000123.693.
12.10
16位夏の日の1993class0115.4000115.493.
04.21
17位愛を語るより口づけをかわそうWANDS0112.1000112.193.
04.17
18位go for it!DREAMS COME TRUE0105.2000.6105.893.
09.09
19位優しい雨小泉今日子095.86.700.5103.193.
02.03
20位慟哭工藤静香093.96.702.0102.693.
02.03
21位島唄 (オリジナル・ヴァージョン)THE BOOM091.46.701.199.393.
06.21
22位RUN長渕剛098.900098.993.
09.22
23位江ノ島 Southern All Stars Golden Hits Medleyサザンオールスターズ090.100090.193.
08.21
24位ぼくたちの失敗森田童子089.400089.493.
01.25
25位TearsX JAPAN083.6003.887.593.
11.10
26位きっと忘れない (20年の再発売盤との合算)ZARD087.200087.293.
11.03
27位EZ DO DANCETRF078.3006.584.993.
06.21
28位もう少し あと少し… (20年の再発売盤との合算)ZARD084.400084.493.
09.04
29位チョット大黒摩季083.900083.993.
02.10
30位Try Boy, Try Girl前田亘輝083.200083.293.
11.10
31位Jumpin’ Jack BoyWANDS082.600082.693.
11.17
32位おさえきれない この気持ちT-BOLAN082.600082.693.
02.10
33位恋せよ乙女WANDS081.900081.993.
07.07
34位Make-up Shadow井上陽水081.700081.793.
07.21
35位今を抱きしめてNOA081.300081.393.
11.03
36位君がいない (20年の再発売盤との合算)ZARD080.100080.193.
04.21
37位Sons and Daughters 〜それより僕が伝えたいのは〜CHAGE&ASKA079.8000.180.093.
08.20
38位夏を待ちきれなくてTUBE079.600079.693.
05.12
39位すれ違いの純情T-BOLAN074.2000.274.593.
03.10
40位がじゃいもとんねるず073.400073.493.
01.28
41位刹那さを消せやしないT-BOLAN073.100073.193.
06.16
42位WE ARE THE CHAMPTHE WAVES073.100073.193.
04.07
43位果てしない夢をZYYG,REV,ZARD&WANDS feat.長嶋茂雄072.600072.693.
06.09
44位真夜中のダンディー桑田佳祐071.0001.272.393.
10.06
45位君が欲しくてたまらないZYYG070.200070.293.
05.19
46位寒い夜だから…TRF067.4001.969.393.
12.16
47位No.1槇原敬之067.9001.269.193.
09.01
48位むらさき雨情藤あや子067.500067.593.
04.01
49位別れましょう私から 消えましょうあなたから大黒摩季066.600066.693.
04.28
50位クリスマス・ラブ(涙のあとには白い雪が降る)サザンオールスターズ066.600066.693.
11.20

 本年は、ミリオンポイント達成曲がついに20曲を超え、さらに歴代唯一となるダブルミリオン達成曲5曲を記録した。ただ、年間1位のポイントは3年ぶりに250万ポイントを割り込んだ。TOP50の売上は急激に増加し、初めて60万ポイントを上回った。また、2年前から続く、娯楽の集中によるドラマブームに加えて、ビーイング系アーティストがチャートを席巻するビーイングブームが到来し、特にZARDは本年に発売した4曲(コラボも含めれば5曲)が全てTOP50にランクインした。また、後年に大量のヒット曲を世に放つレジェンドバンドであるMr.Childrenがブレイクした年でもあった。

本年活躍したアーティスト (五十音順)

大黒摩季

ZARD

サザンオールスターズ

CHAGE&ASKA

TRF

T-BOLAN

B’z

広瀬香美

藤井フミヤ

松任谷由実

WANDS

年間TOP50ランクイン曲 PICK UP 解説

3位 THE虎舞竜『ロード』

 TBSのバラエティ番組「テレビ近未来研究所」のエンディングテーマに使用された楽曲。発売直後から有線放送で話題となり人気に火がついた。本曲の誕生背景には、自身のファンからもらった手紙が関係している。その手紙には、「バツ1子持ちで「もう子どもはいらない」と言っている彼の子を妊娠したということを彼にどう打ち明ければいいのか」という内容が記されていた。結果、彼女は出産を決めたが、出産を迎える前に交通事故で胎児とともに亡くなってしまう。これを知らされ衝撃を受けた自身は本曲を製作した。オリコン週間チャートは3位止まりながら、年間チャートでも本年の3位にランクインした。さらにDL認定のポイントも助けたことでダブルミリオンに到達した。なお、『ロード』シリーズはこの後15章製作された。

9位 山根康広『Get Along Together』

 1991年に自身が、結婚する友人のために1週間で書き上げた楽曲。1993年の1月に自身のデビュー曲としてリリースし、同年9月にリメイク盤を発売しロングヒットとなった。オリコン週間チャートでは最高順位5位ながら、有線放送で人気を獲得して、日本有線大賞の最優秀新人賞や同年末のレコード大賞で最優秀新人賞を受賞した。オリコン年間チャートでは、同年45位→翌年42位と推移し、2年連続のTOP50ランクインとなった。なお、現在は合唱コンクールの定番曲にも挙げられる楽曲として親しまれている。

16位 class『夏の日の1993』

 石黒賢が司会を務めたテレ朝のトークバラエティ「君といつまでも」のオープニングテーマ及びセゾンカードのCMソングに使用された楽曲。ヒットのきっかけは有線放送でリクエストが殺到したことである。オリコン週間チャートでは最高順位3位で、年間チャートでは本年の15位にランクインした。なお、歌詞は「ナインティーンナインスリー」と歌唱するが、曲名は「いちきゅうきゅうさん」と呼ぶのが正しい。

21位 THE BOOM『島唄(オリジナル・ヴァージョン)』

 80年代後半のバンドブームでデビューしたバンドグループである彼らの代表曲にして最大のヒット曲。当初は、沖縄県で限定発売されたウチナーグチ・ヴァージョンのみで、本作の発売予定はなかった。しかし、シングル発売の要望が高まったことや、本グループのボーカルで本曲の作詞作曲も担当した宮沢和史がとある人物の言葉に背中を押されたこともあり、オリジナル・ヴァージョンの発売に至った。当初、沖縄では「沖縄の人間でもないのに沖縄民謡の真似事をするなんてとんでもない」と批判されたが、今では全国で愛されるヒットとなっている。なお、歌詞の内容は男女の別れを歌ったラブソングに聞こえるが、実際には沖縄戦での悲劇を軸にして反戦の願いを込めたものとなっている。

24位 森田童子『ぼくたちの失敗』

 最終回の視聴率は33.0%を記録し、今でも最終回のラストに様々な憶測や考察を呼んでいる野島伸司が脚本を務め、真田広之が主演したTBSドラマ「高校教師」の主題歌としてヒットした楽曲。70年代に一部の熱烈なファンに支えられて活動していた森田は、大ヒットを飛ばすこともなく1983年に引退している。また本曲はアルバムの1曲に過ぎなかったが、前述のドラマ主題歌になったことでリバイバルヒットとなった。なお、自身はこのリバイバルヒットを受けても復帰する意思がなく、取材にも応じなかった。

30位 前田亘輝『Try Boy, Try Girl』

 バレーボールの国際大会である通称グラチャンのテーマソングに起用された楽曲。TUBEのボーカルである自身がソロとして発売した4枚目の楽曲である。この曲の大ヒット時点でTUBE名義にもこの規模でヒットした楽曲がなかったため、自身の関連楽曲の最大のヒット曲になる可能性もあるほどの大ヒットとなっていた。そのためTUBE名義の楽曲だと勘違いする人も多かった。オリコン週間チャートは最高順位2位で、年間チャートでは1994年の29位にランクインした。

35位 NOA『今を抱きしめて』

 仙道敦子と吉田栄作が主演したTBSドラマ「徹底的に愛は…」の主題歌に起用された楽曲。本曲を歌唱したのは、本ドラマに主演した二人である。TBSのプロデューサーが「若い人が歌える定番のデュエットソングを作りたい」と考え、X JAPANのリーダーであるYOSHIKIに作詞作曲を依頼し実現した。この当時、日本に帰る時間もないYOSHIKIと、ドラマの撮影以外に時間がとれない吉田栄作のスケジュールを考慮して、ドラマのストーリーをロサンゼルスで始まるように書き換えた。また、時間が無かったために、曲に使用する楽器の大半をYOSHIKI本人が演奏した。

42位 THE WAVES『WE ARE THE CHAMP』

 日本サッカー協会公認の日本代表オフィシャル応援歌として採用され、同年開幕のJリーグでは、フジテレビの中継イメージソングになった。当時、彼らが無名のミュージシャンだったために、本曲は光GENJIの派生ユニットであるSAY・Sとの競作という形で発売した。しかし、Jリーグのブームは無名のアーティストであるという壁を乗り越えてヒットとなった。現在でも、サッカーといえばこの曲というくらいに浸透している楽曲となった。

45位 ZYYG『君が欲しくてたまらない』

 赤井英和が出演したサントリービール「ダイナミック」のCMソングに使用された楽曲。作詞にはWANDSの上杉昇が参加した。本曲は本年に全盛期を迎えたビーイングブームの流れに乗って大ヒットとなり、デビュー曲にしていきなり70万枚を売り上げるヒットとなった。オリコン週間チャートの最高順位は3位で、年間チャートでは本年の40位にランクインした。なお、のちにWANDSによるセルフカバーもされている。

48位 藤あや子『むらさき雨情』

 前年に発売した前作『こころ酒』のロングヒット中に発売した楽曲。『こころ酒』のヒットに乗っかり本曲もヒットにつながった。本曲も平成発売の演歌では、売上TOP10にランクインする楽曲となっている。なお、平成発売の演歌楽曲の売上TOP10に複数曲をランクインさせたのは、藤あや子のみである。また翌年にも、『女泣川』や『み・れ・ん』などスマッシュヒットを連発した。

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