1975年発売の楽曲人気ランキングTOP50

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計方法の詳細→本ブログの集計方法

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万ポイント)

ランキング注意点:後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。

以下が1975年発売の楽曲人気ランキングTOP50である

 曲名アーティストRCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
1位およげ!たいやきくん (92年8cm盤と08年12cm盤との合算)子門真人680.44.1000684.575.
12.25
2位北の宿から都はるみ215.20000215.275.
12.01
3位シクラメンのかほり布施明157.70000157.775.
04.10
4位昔の名前で出ています小林旭142.90000142.975.
01.25
5位時の過ぎゆくままに沢田研二137.30000137.375.
08.21
6位木綿のハンカチーフ太田裕美130.106.800136.975.
12.21
7位ロマンス岩崎宏美132.90000132.975.
07.25
8位俺たちの旅中村雅俊130.40000130.475.
10.10
9位想い出まくら小坂恭子127.90000127.975.
05.25
10位心のこり細川たかし120.10000120.175.
04.01
11位『いちご白書』をもう一度バンバン112.706.700119.475.
08.01
12位港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカダウン・タウン・ブギウギ・バンド118.10000118.175.
04.20
13位22才の別れ106.10000106.175.
02.05
14位我が良き友よかまやつひろし105.10000105.175.
02.05
15位あの日にかえりたい荒井由実92.20001.493.775.
10.05
16位センチメンタル岩崎宏美85.9000085.975.
10.25
17位Sky Highジグソー85.2000085.275.
10.25
18位なごり雪イルカ82.0000082.075.
11.05
19位面影しまざき由理79.8000079.875.
07.01
20位めまい小椋佳71.5000071.575.
11.21
21位私鉄沿線野口五郎67.9000067.975.
01.21
22位千曲川五木ひろし67.5000067.575.
05.25
23位中の島ブルース内山田洋とクール・ファイブ65.8000065.875.
07.25
24位おんなの夢八代亜紀65.0000065.075.
01.25
25位いつか街で会ったなら中村雅俊63.5000063.575.
05.01
26位十七の夏桜田淳子60.6000060.675.
06.05
27位僕にまかせてくださいクラフト58.2000058.275.
04.10
28位やすらぎ黒沢年男57.6000057.675.
05.01
29位哀しみの終るとき野口五郎56.8000056.875.
04.21
30位傾いた道しるべ布施明55.4000055.475.
10.21
31位北へ帰ろう徳久広司53.9000053.975.
08.25
32位弟よ内藤やす子53.1000053.175.
11.01
33位白い約束山口百恵52.5000052.575.
12.21
34位恋の暴走西城秀樹51.2000051.275.
05.25
35位ひとり歩き桜田淳子51.2000051.275.
03.05
36位夕立ちのあとで野口五郎50.9000050.975.
07.10
37位夏ひらく青春山口百恵49.3000049.375.
06.10
38位無縁坂グレープ49.0000049.075.
11.25
39位ささやかな欲望山口百恵48.9000048.975.
09.21
40位美しい愛のかけら野口五郎47.1000047.175.
10.21
41位裏切りの街角甲斐バンド45.5000045.575.
06.05
42位となりの町のお嬢さん吉田拓郎45.2000045.275.
09.25
43位20歳のめぐり逢いシグナル44.9000044.975.
09.21
44位今はもうだれもアリス43.2000043.275.
09.05
45位お前に惚れた萩原健一42.7000042.775.
08.10
46位ともしび八代亜紀42.2000042.275.
05.25
47位天使のくちびる桜田淳子42.2000042.275.
08.25
48位さらばバイセコー増沢末夫41.5000041.575.
01.01
49位この愛のときめき西城秀樹41.5000041.575.
02.25
50位愚図研ナオコ40.8000040.875.
09.10

 本年は、ミリオンポイント達成曲が史上初となる2桁を記録し14曲を数えた。また、前人未到となる600万ポイント超えの楽曲が誕生し、2位に大差を付けて本ランキングの1位となった。また、TOP50の売上がはじめて40万ポイントを上回った。御三家や中3トリオなどのアイドルは引き続き人気を維持しており、さらに岩崎宏美・太田裕美の「Wひろみ」が加わったことで、70年代アイドルブームの全盛期が到来した。

本年活躍したアーティスト (五十音順)

岩崎宏美

太田裕美

西城秀樹

桜田淳子

沢田研二

子門真人

中村雅俊

野口五郎

布施明

細川たかし

都はるみ

八代亜紀

山口百恵

年間TOP50ランクイン曲 PICK UP 解説

4位 小林旭『昔の名前で出ています』

 1944年に初舞台を踏んでから、1958年に石原裕次郎と共演した『錆びたナイフ』での演技が評価され、俳優として第一線で活躍し続けている自身の歌手としての最大のヒット曲。1964年に発売した『自動車ショー歌』など歌手活動初期のコミックソングとは対称的に歌謡曲路線の歌を歌唱した。発売当初はヒットせず、自身が全国のキャバレーを回って地道にプロモーションを行い、2年後の1977年に入ってから売上を重ねた。結果、オリコン週間チャートは6位止まりながら、1977年の年間チャートで5位を記録し、紅白歌合戦に初出場を果たした。

9位 小坂恭子『想い出まくら』

 ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)で入賞したことをきっかけに、前年メガヒットを飛ばした同じくポプコン出身の小坂明子と同じくピアノを弾きながら歌唱するスタイルでブレイクした。歌詞の世界観は自身が発売当時22歳であったにも関わらず、生々しい情事を描いたものとなっており、多くの女性の共感を得た。本曲は、前後に『心のこり』や『ロマンス』がいたため1週のみとはなったが、オリコン週間チャートで1位を獲得し、同年の年間チャートでは3位にランクインした。なお、前述したブレイクの経緯や名前が似ていることから小坂明子のパクリ扱いをされることも少なくなかった。

11位 バンバン『『いちご白書』をもう一度』

 メンバーのばんばひろふみの愛称からグループ名が付けられた3人組フォークグループの彼らが世に送り出したヒット曲。ばんばはデビュー4年にしてヒットがないことに焦燥感を覚えていた中、ユーミンの曲を聞き、彼女の曲はすごい才能だということで、彼女に作ってもらって売れなかったら諦めがつくと思い、彼女に曲を依頼した。これが見事にあたり、オリコン週間チャートの連続6週1位を獲得し、年間売上も本年13位→翌年31位と推移する大ヒットとなった。なお、ユーミンはこの2ヶ月後に自身で歌唱した『あの日にかえりたい』を発売しており、本ランキングの15位にランクインしている。

12位 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』

 前年には『スモーキン・ブギ』でブレイク(本ブログの1974年発売曲ランキングにもランクイン)しており、『横須賀ストーリー』を始め、山口百恵のヒット曲を大量に作曲した宇崎竜童が参加したバンドの最大のヒット曲。作詞は宇崎の妻・阿木耀子が務め、阿木は本曲が作詞家デビュー曲となった。歌詞のほとんどがセリフで構成されている新しさや「あんたあの娘の何なのさ」というセリフも話題になり、オリコン週間チャートでは連続5週の1位を獲得、同年の年間チャート5位にランクインする大ヒットとなった。

13位 風『22才の別れ』

 フォークグループ・かぐや姫に参加していた伊勢正三と、同じくフォークグループ・猫に参加していた大久保一久が結成したフォークデュオの代表曲。当初は、本曲の作詞作曲を担当した伊勢が参加していたかぐや姫のアルバム収録曲だったが、シングルとしては発売されなかった。その後、かぐや姫が解散すると、本グループを結成した伊勢が本曲をリメイクし、本グループのデビュー曲としてシングル発売した。結果、オリコン週間チャートで4週連続の1位を獲得し、同年の年間チャートで7位にランクインする大ヒットとなった。

14位 かまやつひろし『我が良き友よ』

 GSグループのザ・スパイダースで活動しており、グループの代表曲『あの時君は若かった』などの作曲を務めた自身のソロ代表曲。前年にシングル『シンシア』を連名で発表した吉田拓郎が、本曲の作詞作曲を担当した。かまやつ自身が関連する楽曲では唯一となるオリコン週間チャート1位を手にしており、4週連続の1位となっている。また、同年の年間チャートでは9位にランクインする大ヒットとなった。

18位 イルカ『なごり雪』

 先程、13位の解説で出てきた伊勢正三が、かぐや姫時代に『22才の別れ』と同時に制作したのが本曲で、イルカがカバーシングルを発売して大ヒットとなった。オリコン週間チャートは4位止まりであったが、1976年の年間チャートで11位を記録している。なお、2013年には日本気象協会が選定する「季節のことば」で3月のことばとして「なごり雪」が選ばれた。本曲の発売当時このような言葉は存在せず、伊勢の造語であったが、現在ではすっかり定着している。

19位 しまざき由理『面影』

 丹波哲郎が主演し、シリーズ最高視聴率は30%超えを記録しているTBSドラマ『Gメン’75』のエンディングテーマとしてヒットした楽曲。本ドラマの前作に当たる『バーディー大作戦』のエンディングでも、作詞作曲と歌手が同一メンバーで制作されており、本曲はこれを踏襲した形である。オリコン週間チャートこそ6位止まりだったが、本年から翌年にかけてロングヒットとなり、枚数の記録で52万枚を超え、本ランキングのポイントでは80万ポイントに迫る記録となった。

27位 クラフト『僕にまかせてください』

 昭和に多くのヒットドラマへ出演した島田陽子が主演を務めた日テレドラマ「ほおずきの唄」の主題歌。当時グレープのメンバーとして活動していたさだまさしが作詞作曲を担当しており、当初のタイトルは「彼岸過迄」であったが、ディレクターが暗すぎると指摘して、本ディレクターによって本タイトルが楽曲名に使用された。なお翌年のグレープのアルバムでセルフカバーしている。

31位 徳久広司『北へ帰ろう』

 向田邦子が脚本を務め、昭和の名優・小林亜星が主演し、平均視聴率30%超えを記録したホームコメディ「寺内貫太郎一家2」の主題歌としてヒットした楽曲。徳久は、小林亜星に師事しており、本曲がデビュー曲となった。後年は、多くの演歌歌手に曲を提供しており、長山洋子の『蜩』や藤あや子『花のワルツ』などは彼が作曲を担当している。

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