1971年発売の楽曲人気ランキングTOP50

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計方法の詳細→本ブログの集計方法

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万ポイント)

ランキング注意点:後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。

以下が1971年発売の楽曲人気ランキングTOP50である

 曲名アーティストRCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
1位わたしの城下町小柳ルミ子201.40000201.471.
04.25
2位また逢う日まで尾崎紀世彦143.40000143.471.
03.05
3位雨の御堂筋欧陽菲菲118.70000118.771.
09.05
4位悪魔がにくい平田隆夫とセルスターズ108.80000108.871.
08.10
5位ナオミの夢ヘドバとダビデ99.9000099.971.
01.25
6位よこはま・たそがれ五木ひろし96.2000096.271.
03.01
7位雨のバラード湯原昌幸92.8000092.871.
04.01
8位花嫁はしだのりひことクライマックス90.8000090.871.
01.10
9位別れの朝ペドロ&カプリシャス83.5000083.571.
10.25
10位17才南沙織81.2000081.271.
06.01
11位さらば恋人堺正章79.2000079.271.
05.01
12位お祭りの夜小柳ルミ子76.4000076.471.
09.10
13位ポーリュシカ・ポーレ仲雅美70.7000070.771.
08.05
14位Melody Fairビージーズ68.1000068.171.
06.10
15位長崎から船に乗って五木ひろし66.7000066.771.
08.25
16位さよならをもう一度尾崎紀世彦66.6000066.671.
07.25
17位水色の恋天地真理64.8000064.871.
10.01
18位マミー・ブルーホップ・トップス63.7000063.771.
10.15
19位二人の世界あおい輝彦61.8000061.871.
02.05
20位子連れ狼橋幸夫61.6000061.671.
12.25
21位愛する人はひとり尾崎紀世彦58.9000058.971.
11.25
22位終着駅奥村チヨ56.7000056.771.
12.20
23位砂漠のような東京でいしだあゆみ51.7000051.771.
05.10
24位雨のエア・ポート欧陽菲菲50.6000050.671.
12.20
25位ある愛の詩アンディ・ウィリアムス48.5000048.571.
03.21
26位昨日・今日・明日井上順之47.4000047.471.
04.25
27位涙から明日へ堺正章46.5000046.571.
09.25
28位空に太陽がある限りにしきのあきら46.2000046.271.
02.10
29位シェリーに口づけミッシェル・ポルナレフ45.7000045.771.
08.21
30位あなたまかせの夜だから大木英夫・二宮善子44.7000044.771.
01.10
31位雨の日ブルース渚ゆう子43.9000043.971.
08.05
32位出発の歌上條恒彦・六文銭43.7000043.771.
12.01
33位ある愛の詩フランシス・レイ43.3000043.371.
01.25
34位My Sweet Lordジョージ・ハリスン40.30001.541.971.
01.10
35位真夏の出来事平山三紀41.8000041.871.
05.25
36位Superstarカーペンターズ40.70000.240.971.
10.10
37位誰も知らない伊東ゆかり39.7000039.771.
10.25
38位さいはて慕情渚ゆう子38.3000038.371.
03.25
39位鶴田浩二37.5000037.571.
07.05
40位琵琶湖周遊の歌加藤登紀子37.4000037.471.
05.21
41位Another Dayポール・マッカートニー36.9000036.971.
04.05
42位潮風のメロディ南沙織36.7000036.771.
10.01
43位Summer Creationジョーン・シェパード36.2000036.271.
06.05
44位あの素晴しい愛をもう一度加藤和彦と北山修35.8000035.871.
04.05
45位Get It Onチェイス35.6000035.671.
08.21
46位遠くはなれて子守唄白川奈美34.7000034.771.
08.25
47位港の別れ唄内山田洋とクール・ファイブ34.5000034.571.
07.25
48位虹と雪のバラードトワエモア34.3000034.371.
08.25
49位他人船小野由紀子34.2000034.271.
06.01
50位おふくろさん森進一34.1000034.171.
05.05

 本年は、ミリオンポイント達成曲が、ダブルミリオンポイント達成曲が無かった前年から半減となる4曲にとどまった。本年から、小柳ルミ子・天地真理・南沙織の「新3人娘」をきっかけに70年代のアイドルブームが始まった。特にデビュー曲がいきなりダブルミリオンポイントを記録した小柳ルミ子は、そのまま年間1位も獲得している。演歌・歌謡曲も引き続き好調なヒットとなっており、今や大御所となった五木ひろしがデビュー曲をTOP10にランクインさせている。

本年活躍したアーティスト (五十音順)

天地真理

五木ひろし

小柳ルミ子

南沙織

森進一

年間TOP50ランクイン曲 PICK UP 解説

2位 尾崎紀世彦『また逢う日まで』

 もともとは1969年に現・パナソニックのCMソングの候補曲として制作されたものであった。筒美京平が3曲制作し、その中の1曲にアンパンマンの生みの親やなせたかしが詞を付けて歌が完成した。しかし、パナソニックの方針転換によりその曲の採用が見送られた。筒美の曲を管理していた村上司は、この曲が世に出ないとはもったいないということで、GSでヒットを飛ばしていたズー・ニー・ヴーの新曲『ひとりの悲しみ』の曲として採用し、阿久悠に作詞を依頼したがヒットにはならなかった。それでも諦めきれない村上は、尾崎紀世彦に『ひとりの悲しみ』を歌わせた。ヒットを確信した村上は、阿久悠に歌詞の書き直しをお願いして本曲が誕生した。結果、村上の予想通り大ヒットを記録し、尾崎自身最大のヒット曲となった。オリコンチャートの週間1位と年間3位を獲得して、さらに同年レコード大賞の大賞受賞曲となった。

3位 欧陽菲菲『雨の御堂筋』

 アメリカのインストゥルメンタルバンドであるザ・ベンチャーズが発売した楽曲に歌詞を付けて、台湾出身の歌姫・欧陽菲菲がカバーした楽曲。本曲は自身のデビュー曲だったが、9週連続でオリコンチャートの週間1位を記録し、年間チャートは1971年18位→1972年12位と推移するロングヒットとなった。

4位 平田隆夫とセルスターズ『悪魔がにくい』

 作詞作曲はメンバーでリーダーの平田隆夫が担当した彼らのデビュー曲。発売当初は注目されていなかったが、発売から数ヶ月経ってからオリコン週間チャートの初TOP10入りを果たすと、その数週間後に1位を獲得し、以降5週連続の記録となった。発売から数ヶ月後にヒットした一因としては、ジャケットの文字の見にくさ修正の際に、音源も新しいものに変更したことが挙げられている。

5位 ヘドバとダビデ『ナオミの夢』

 イスラエル軍の音楽隊で知り合った、イスラエル生まれの女性ヘドバとフランス生まれの男性ダビデによるデュオの最大のヒット曲。1970年に第1回東京国際歌謡音楽祭でグランプリを受賞し、イスラエルと日本において有名になった。この受賞によりレコード会社が日本語の発売を決定、帰国寸前だった二人に1週間で日本語詩を覚えさせレコーディングして、本年に発売した。これがオリコン週間チャート4週連続1位のヒットとなり、彼らの代表曲となった。

7位 湯原昌幸『雨のバラード』

  元々自身が、スウィング・ウエストというGSを組んでいた際に、1968年発売のシングル『幻の乙女』のB面として発売していた楽曲。1970年にグループを解散してから、ソロ歌手に転向した彼の2枚目のシングルとして、本曲をリメイクして発売した。発売から5ヶ月の時間を要してオリコンチャートの週間TOP10にランクインし、発売から約半年でついに1位を獲得、そこから3週連続で1位をキープした。年間チャートでも同年の8位にランクインし、自身最大のヒット曲となった。

8位 はしだのりひことクライマックス『花嫁』

 花嫁が何があっても帰れない、何もかも捨てたという駆け落ちを描いた楽曲。それまで、駆け落ちを題材とした明るく前向きなメロディーの曲は無かったので、世間に衝撃を与えた。発売から1ヶ月でオリコン週間の1位を2週連続で獲得し、同年の年間チャートでも7位にランクインした。本曲とヒットにより紅白歌合戦に出場した際には、メイン・ヴォーカルか女性の場合、紅組に振り分けられる通例を破って、白組として出場した。

9位 ペドロ&カプリシャス『別れの朝』

  ジャズ・ラテンなどの洋楽テイストを取り入れ、後に2代目のボーカルを高橋真梨子が務めることになるペドロ&カプリシャスのデビュー曲。原曲はオーストリアの歌手が歌った曲である。発売から3ヶ月でオリコンチャートの週間1位を4週連続で獲得し、彼ら最大のヒット曲となった。後年には、テレサ・テン、藤圭子、世良公則、研ナオコなど錚々たるメンバーにカバーされている。

11位 堺正章『さらば恋人』

 今では名司会者の1人として挙げられ、本曲の発売前までGSグループであるザ・スパイダースで活動していた堺正章のソロデビュー楽曲。オリコンの週間チャートは小柳ルミ子『わたしの城下町』に阻まれ、4週連続の2位止まりとなったが、年間チャートの10位にランクインし、同年の紅白歌合戦に初出場となった。なお、堺正章は本年発売した『涙から明日へ』も本ランキングの27位に送り込んだ。

19位 あおい輝彦『二人の世界』

 TBSで放送された山田太一脚本のドラマ「二人の世界」の主題歌としてヒットした楽曲。楽曲発売当時、あおい輝彦は現在のSTARTO社に所属しており、現STARTO社最初の大ヒット曲とも言える楽曲。オリコン週間チャートの3位、年間チャートの13位を記録した。なお、石原裕次郎が主演した同名映画や、石原が歌唱した同名曲とは全く関係がない。

28位 にしきのあきら『空に太陽がある限り』

 後年に、日テレで放送されていた「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」に出演したことをきっけに、バラエティタレントのイメージが強い彼が、二枚目としてアイドル活動をしていた際のデビュー曲。自身最大のヒット曲となった本作は、オリコン週間チャートの3位、年間チャート29位を記録した。本曲のヒットで前年に続き、紅白歌合戦に出場した。

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