1970年発売の楽曲人気ランキングTOP50

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集計比率→RC:CD:DL:ST=3/2:1:1.5:520

集計方法の詳細→本ブログの集計方法

集計期間

RCP・CDP→原則、オリコン2023年末の集計 一部2024年集計分も含む

DLP・STP→レコード協会の2024年3月認定まで

YMP→一部の楽曲を除き、基本的には2024年3月中のどこかの日付の再生数をカウント

※オリコンが提供する売上枚数の情報は、1000枚未満の詳細を公表することが禁止されている。この禁止規定に従い、1000枚以下の数字は切り捨てて表示し、見やすさの観点から、その他のポイントも表示を統一している。その関係上、合計が一致しないものもある点に注意してもらいたい。なお、順位は詳細で表示した場合の確定順位である。

・単位は全て(万ポイント)

ランキング注意点:後年にヒットした楽曲でも、発売が本年であれば本ランキングにランクインする。逆に、前年までに発売した楽曲であれば、本年にヒットした場合でもランクインしない。

以下が1970年発売の楽曲人気ランキングTOP50である

 曲名アーティストRCPCDPDLPSTPYMP合計P発売日
1位知床旅情加藤登紀子157.60000157.670.
11.01
2位京都の恋渚ゆう子127.50002.2129.870.
05.25
3位傷だらけの人生鶴田浩二121.70000121.770.
12.25
4位圭子の夢は夜ひらく藤圭子114.60000114.670.
04.25
5位女のブルース藤圭子112.20000112.270.
02.25
6位LOVERS OF THE WORLDジェリー・ウォレス110.00000110.070.
07.25
7位手紙由紀さおり101.40000101.470.
07.05
8位走れコウタローソルティー・シュガー101.20000101.270.
07.05
9位愛は傷つきやすくヒデとロザンナ98.2000098.270.
05.25
10位Venusショッキング・ブルー83.2000083.270.
02.20
11位望郷森進一81.7000081.770.
12.25
12位Let It Beザ・ビートルズ78.5000078.570.
03.25
13位希望岸洋子77.7000077.770.
04.01
14位Never Marry a Railroad Manショッキング・ブルー75.7000075.770.
09.10
15位噂の女内山田洋とクール・ファイブ75.0000075.070.
07.05
16位経験辺見マリ72.6000072.670.
05.11
17位白い蝶のサンバ森山加代子71.2000071.270.
01.25
18位命預けます藤圭子70.2000070.270.
07.25
19位Mr.Mondayオリジナル・キャスト68.6000068.670.
05.21
20位波止場女のブルース森進一68.5000068.570.
06.05
21位おんな占い南有二とフルセイルズ63.5000063.570.
07.05
22位愛のきずな安倍律子63.2000063.270.
08.01
23位恋ひとすじ森進一63.0000063.070.
02.05
24位あなたならどうするいしだあゆみ60.6000060.670.
03.25
25位霧の中の二人マッシュマッカーン59.9000059.970.
10.21
26位京都慕情渚ゆう子59.0000059.070.
12.01
27位コンドルは飛んでいくサイモン&ガーファンクル58.4000058.470.
06.21
28位四つのお願いちあきなおみ56.4000056.470.
04.10
29位愛の旅路を内山田洋とクール・ファイブ55.5000055.570.
04.05
30位大勝負水前寺清子53.9000053.970.
11.10
31位My Little Darlingジミー・オズモンド49.7000049.770.
04.05
32位雨がやんだら朝丘雪路48.7000048.770.
10.21
33位姿三四郎姿憲子47.6000047.670.
02.01
34位ついて来るかい小林旭47.6000047.670.
12.25
35位誰かさんと誰かさんザ・ドリフターズ47.0000047.070.
11.05
36位You Don’t Have to Say You Love Meエルヴィス・プレスリー46.2000046.270.
11.25
37位銀座の女森進一45.7000045.770.
09.15
38位男と女のお話日吉ミミ45.3000045.370.
05.05
39位マルタ島の砂ハーブ・アルパートとティファナ・ブラス44.9000044.970.
02.20
40位おんなの朝美川憲一44.2000044.270.
12.05
41位Bridge over Troubled Waterサイモン&ガーファンクル39.30000.239.670.
03.21
42位自由の女神黛ジュン39.5000039.570.
05.25
43位ドリフのほんとにほんとにご苦労さんザ・ドリフターズ39.2000039.270.
04.25
44位一度だけなら野村将希37.4000037.470.06.05
45位生きがい由紀さおり37.2000037.270.11.05
46位雨の訪問者フランシス・レイ37.1000037.170.03.25
47位ふたりの関係ヒデとロザンナ36.4000036.470.09.10
48位老人と子供のポルカ左卜全とひまわりキティーズ36.1000036.170.02.10
49位女は恋に生きてゆく藤圭子34.9000034.970.10.25
50位X+Y=LOVEちあきなおみ32.8000032.870.08.10

 本年は、昨年より年間1位の売上は大幅に下落したものの、ミリオンポイント達成曲数は前年と変わらず8曲となった。TOP5に藤圭子が2曲ランクインさせ、史上初となる同一アーティストによるTOP5複数曲ランクインを記録した。また、TOP50の20曲以上が女性ソロアーティストの曲となり、GSブームが急速に後退した。

本年活躍したアーティスト (五十音順)

内山田洋とクールファイブ

藤圭子

森進一

年間TOP50ランクイン曲 PICK UP 解説

1位 加藤登紀子『知床旅情』

 昭和の名優として知られ、NHKアナウンサーの肩書を持つ他、今でいうシンガーソングライターとしても活躍していた森繁久彌が作詞作曲を担当した楽曲。森繁自身が歌唱した際には、大ヒットまでには至らなかったが、自身が1971年にリリースしたアルバムのヒットをきっかけに自身の人気に火がつき、シングルとして発売されていた本曲がヒットした。結果、オリコン週間チャートで7週連続1位を獲得し、1971年の年間売上2位にランクインした。この大ヒットを受けて、森繁盤も売れ行きを伸ばした。

2位 渚ゆう子『京都の恋』

 アメリカのインストゥルメンタルバンドであるザ・ベンチャーズが、大阪万博の開催を記念して制作した曲を歌詞を付けてカバーした楽曲。発売当初は低調な売れ行きだったが、万博の開催地である大阪と、本曲の舞台となった京都で人気を獲得し、全国にヒットが波及した。オリコン週間チャートでは8週連続1位を獲得し、年間売上は1970年10位→1971年27位と推移し、自身最大のヒットとなった。なお自身は、本ランキングの26位に『京都慕情』もランクインさせており、本年大活躍だった。

3位 鶴田浩二『傷だらけの人生』

 昭和を代表する映画俳優の一人で、若い頃の美男子路線から、任侠映画・戦争映画などで活躍した鶴田浩二が、自身でも多く演じてきた昔気質のやくざの哀しみを歌った楽曲。自身最大のヒット曲となり、1971年の年間売上4位にランクインし、自身の代名詞的な曲ともなった。なお、NHKは公共放送で流すことが好ましくない曲である点と、鶴田が任侠映画に出演している点を理由に紅白出場を見送った。

6位 ジェリー・ウォレス『LOVERS OF THE WORLD』

 アメリカのカントリー歌手で、1960年から1980年にかけて多くのヒット曲を作り上げた自身の日本における最大のヒット曲。同年に放送されたアメリカの俳優・チャールズ・ブロンソンを起用した男性用化粧品マンダムのCMソングとして使用された楽曲。邦題は『男の世界』である。

7位 由紀さおり『手紙』

 前年の『夜明けのスキャット』以来、安定した活動が続いていた自身の2作目となる大ヒット曲。それまで一発屋という扱いが続いていたが、本曲でその地位を返上することに成功し、紅白の常連歌手となった。オリコン週間チャートでは6週連続となる1位を獲得し、同年の年間チャートでも6位にランクインした。

8位 ソルティー・シュガー『走れコータロー』

 フォークグループである彼らが、大ヒットさせた楽曲。当初は実在の馬の名前だったが、メンバーの山本コータローが遅刻ばかりだったことから、作詞担当メンバーの池田謙吉によって、山本の名前がタイトルに付けられた。発売から50年経過した現在も運動会の定番BGMとして知られている他、ウマ娘 プリティーダービーのCMソングの原曲でもあるなど、幅広い世代に有名な楽曲。オリコン週間チャートでも1位を獲得しており、年間チャートは同年26位→翌年20位と推移した。

9位 ヒデとロザンナ『愛は傷つきやすく』

 1975年に結婚し夫婦デュオとなった彼らの最大のヒット曲となった楽曲。曲冒頭の息のあった掛け合いが印象的な楽曲で、大ヒットを受けて、同年末の紅白歌合戦に初出場した。オリコン週間チャートでは1位を獲得しており、同年の年間チャートでは7位となった。

10位 ショッキング・ブルー『Venus』

 オランダのロックグループである彼らの最大のヒット曲となった楽曲。自国や日本に留まらず、フランス・ドイツなどヨーロッパの多くの国で週間チャート1位を獲得している。日本では、オリコン週間洋楽チャートの12週連続1位と、同年年間洋楽チャート1位を記録した。1986年にはイングランドのガールズグループ・バナナラマによってカバーされてヒットしている。

16位 辺見マリ『経験』

 吐息混じりのセクシーボイスと歌唱中に見せるフィンガーアクションが話題を呼んで大ヒットした名曲。オリコンの週間チャートは2位止まりだったが、同年の年間売上13位にランクインした。結果、同年の新人賞レースを総なめにした。一方で、歌詞の過激さやフィンガーアクションを理由にNHKでは歌唱禁止歌とされ、同年の紅白歌合戦は次作で出場した。

17位 森山加代子『白い蝶のサンバ』

 『月影のナポリ』や『じんじろげ』などのヒット曲で知られる自身の代表曲の1つ。作詞は阿久悠が担当しており、彼の初期の代表作となった他、彼が作詞を担当した楽曲初となるオリコン週間1位獲得楽曲となった。森山は本曲のヒットを受けて、8年ぶりとなる紅白歌合戦に出場した。

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